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[EDITORS FILE] 亀口美穂/株式会社しがトコ(滋賀)

関西で活動する個々の編集者の考えやポートフォリオ、編集の価値観などを紹介する「関西編集保安協会 EDITORS FILE」。株式会社しがトコ所属、しがトコ編集長の亀口美穂さんをご紹介します。

氏名:亀口美穂
所属:株式会社しがトコ/しがトコ編集長

プロフィール・経歴

大阪府堺市出身。大阪でフリーライター、東京で編集者として情報誌やライフスタイル誌、ファッション誌など数々の媒体に携わった後、結婚を機に夫の地元である滋賀へ移住。情報の渦中だった環境から一転、琵琶湖の水平線と、田園風景の果てを見つめる暮らしの中で、フラットな状態で生きる心地よさを教えてくれた滋賀の魅力にハッとして"自慢したくなる滋賀"をコンセプトとしたWebメディア「しがトコ」を夫婦で立ち上げる。

亀口美穂さんへの一問一答

ー 編集に携わろうと思ったきっかけは?
人間らしさや、人間の魂に近い場所で働きたいと思春期の頃に突如目覚めて、追い求めていたら編集にたどり着きました。目に見えない人の魂を、目にみえるかたちに言葉にしたり、デザインでパッケージしたり、エンターテインメントに昇華したり。編集のチカラで世にさまざまな魂をお届けしたいと思っています。

ー これまで編集したものを教えてください
ローカルメディア「しがトコ」

大阪から滋賀に移住後、琵琶湖の魅力に感動し立ち上げたWebメディア

ー 編集者としての特徴や得意な領域は?
ローカルならではの豊かな自然の情報や、目に見えない非日常的なテーマをもとに、暮らしや日常の中ですこしの「気づき」になるような、楽しめるコンテンツに落とし込むこと。

ー 編集業務で重視していることは?
その切り口で、伝えたいことがちゃんと伝えたい相手に届くのか?

ー 編集者として喜びを感じた瞬間は?
琵琶湖が暮らしの真ん中にある滋賀には、文字通り“水”を中心として豊かな風景が広がっています。その豊かさそのものがコンテンツだという思いのもと、風景写真をSNSで毎朝発信しているのですが「朝起きてから見るのが日課です」と、投稿を楽しみにしてくださる声や「しがトコの情報を見て、滋賀に移住を決めた」と言ってくださる方と出会ったとき。届けたい相手にちゃんと伝わる仕事ができたのだなぁと嬉しくなります。

ー 思い入れ深い仕事は?
ローカルメディア「しがトコ」を立ち上げたこと。“人間”が生み出す情報と、“自然”が生み出す情報。どちらの良いところもキャッチしながら、この土地ならではのカルチャーを発信していきたい。そんな考えのもとスタートしましたが、なかでもインスタグラムでの情報発信では、#しがトコ での投稿数が47万件になりました。滋賀の美しい瞬間に出会ったら#しがトコで投稿するという密やかな文化が根づきつつあります。

しがトコ Instagram ▶︎ https://www.instagram.com/shigatoco/
                       twitter ▶︎ https://twitter.com/shigatoco

読み物系の記事を中心に発信するしがトコ公式noteも始めました!


ー あなたにとって編集とは?

見過ごされていたものに、新たな価値を見出すこと。

ー これから編集してみたいものは?
曖昧ですが、日常と非日常を行き来するようなものをつくりたいです。
編集の到達地点としては松尾芭蕉の軽みの境地だったりします(生きてるうちに辿り着けるのか?!)

関西編集保安協会とは?

関西編集保安協会とは、関西という地域において、さまざまなメディア領域を横断し、編集業務に従事する団体や個人が交流・連帯することを目的にした運動体です。

メディアの産業構造が変化し、情報コミュニケーションにおけるデザインやテクノロジーの力が見直される一方で、その歯車となる編集については、その思考やノウハウを共有し、研鑽する場が少ないことを課題と感じています。

首都圏に集中するメディアの産業構造を疑い、関西というエリアにおいて編集人財の育成を図るとともに、編集業に従事する人・団体が安心して仕事ができるネットワークをつくることを目的としています。

関西編集保安協会Webサイト
https://khhk.info


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