khan

エネルギー事業にどっぷりの人生です。一家言を発信していきます。

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最近の記事

電気事業制度ー矛盾だらけの温暖化政策

CO2を排出しない発電所が発電する電気は、化石燃料を使用しないということで、非化石電源と定義される。 小売電気事業者は、自社の需要家に販売する電気の供給力について、一定量を非化石電源とすることが義務付けられた。 非化石電源とは何かを考えてみると、水力、太陽光は、いわゆる自然のエネルギーなので、CO2を排出しないことはわかりやすい。しかし、経済産業省は、これに加え、バイオマス発電、地熱発電、そして原子力発電も、実質再エネ、と定義することを決定した。 バイオマス発電は、未

    • LPGと都市ガス

      地方の過疎化で、LPG事業者の経営が厳しいという。ガスボンベの充てん、配送、回収の繰り返しで、ガスボンベの使用量はデジタルに管理できておらず、このサイクルは一見非効率だし、工夫の余地も限界があるように思う。 ガスは人間生活に不可欠なものであり、国民が住んでいる限り、何かしらの方法で届けられなければならない。中央集権的に、大規模ガス製造拠点から、ガス導管を地下に張り巡らせ、各家庭、マンションまで届けられれば、ガス計量器で、使用実態もリアルタイムに把握できるし、データも蓄積され

    電気事業制度ー矛盾だらけの温暖化政策