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何度も話した、「はじめまして」

昨夜、僕がやってる学生と社会人向けキャリア支援サービス「街角キャリアラボ」の初めてのオフライン企画をやりました。

街角キャリアラボは今年の3月に立ち上げたのですが、同時にコロナ禍が本格化し、全ての企画をオンラインでやってきました。zoom、便利ですよね。

それで8月の中旬に「#大人の夏季講習」という社会人向け企画をやりました。夏の最後だから何かエモいことやりたいね、と手伝ってくれてる子と話していて、試験的にオフラインのイベントを夏季講習ラストにやろうとなったのです。夏の最後ですからね。

「街角」というタイトルには、意識高くない普通の人の日常にキャリアに触れる機会を作りたい、という意味を込めています。だから今回のオフラインイベントも、どっかの派手な会場じゃなくて日常生活の中に溶け込んでるような場所がいいなと思っていたのです。

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で、僕がお手伝いしてる小中学生キャリア教育ベンチャーのバリューズフュージョンがやってる「いいね!スタンド表参道」のお店がまさにイメージどんすばでした。オープンテラスだから密室にならないし、表参道でおしゃれだし、いい感じじゃん、と。普段はこのお店で小学生がレモネード販売体験やってます。あ、今小中学生向けプレゼン大会のクラファンやってるのでよろしければご支援お願いします…!

イベントなのに事前予約取らなかった理由

今回、19時から22時まで開店してるから気軽に来てね、という感じにして事前に予約を取りませんでした。事前予約だと、なんか構える必要あるし、予約した人からすると「行かないといけない」という義務感が生まれちゃいます。なんか、もっとゆるーくフラットな感じでやりたかったんです。

ただ一方、運営していく上ではこれはリスクでしかありません。何人来るか分かんないわけでオペレーションフローも組めない。

実際、開催日が近づくにつれて「これ、どうやって運用するんだ…?」となりました。イベントの経験はかなり多い方ですが、こんなのは初めてでした。「まぁ、人来るか分かんないし出たとこ勝負かな」と、前職のような大手企業では許されない、ゆるーい感じで当日を迎えました。

というか、ほとんど誰も来ない可能性もあるよな、、とも思いました。やはり参加予約取ってある種の強制力働かせればよかったかな…なんて後悔もしました・・・。

で、当日、オープン前に店に早めに着くと、早めに来てくれた男子学生がいました。「手伝いますよ」と言ってくれたので、スタッフTシャツをあげて手伝ってもらう事に。

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会ったことのある「はじめまして」

開店時間の19時になり、ちらほらと人が集まり始めました。zoom越しで見たことある人達。グループワークしたり、相互の深堀し合ったり、一緒にプロジェクト進めたりしたけど「実は会ったことない」人達

だから最初の挨拶は「はじめまして」。「意外と背高いんですね」なんて会話や「本当にいたんだ」みたいな会話も面白い。

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皆さん、最初は少しぎこちなかったのですが、しばらくすると自然にみんな語り合ってました。これはね、なかなか良い空間でしたよ。一杯飲んでちょっとだけ話して「ではまたどこかで会いましょう」なんて感じを想像してたのですが、みんな残って最後まで話し込んでました。

初めて会うのに前から知ってる仲。これはこれで、ニューノーマルな人間関係だなぁ、、と。

で、予想以上に多くの方が来ていただきました。事前予約取ってないから「あー来てくれたんだ!」みたいな喜びがあったなあ。これはね、嬉しいんですよ本当に。来てくれた方、本当にありがとうございます。なんか、嬉しかったですよ、会えて。

会わないと共有できないものがある

もう既に色んな所で言われている事ですが、わざわざ出かけて会う、という事に意味が求められる時代になりました。会わなくても色んな物事は済ませられる事が分かっちゃった。多くの会社は出社しなくても仕事は進んでいく。

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会わなくてもやれちゃうから、逆に会う事に意味が出てくる。惰性で同じ空間で顔を付き合わせるではなくて、会いたいから会いに行く。一年前にはこんな事当たり前すぎて考えたこともなかった。

こないだ、元ZOZOの田端さんのインタビュー記事で「エモさを共有しないと」という話を読みました。

同じものを食べて飲んで、同じものを見て、同じ風を感じて「涼しいね」なんて話す。情報交換だけならzoomでいけるし画面共有やチャットを使って意思疎通は出来る。合意形成も出来る。

でも、デジタルで処理できない「この感じ」がエモさ。

でもエモさを共有するのは、やはり会って同じ空間を共有するのが一番。

あの空間は、デジタルでは処理できない。だからみんな気持ち良くて、ずーっと長居しちゃったんだと思う。

よかったよと全力で言えない居心地の悪さ

まぁでも、コロナ禍の中でこうしたイベントをやる事への抵抗はないわけではないです。僕自身はコロナは最低限のやるべき対策はやった上で、会いたい人には会いたいし集まりたい。でもみんながそうではないし、何より集まることへの世間の目が一番気持ち悪い。
「本当に大丈夫なの?」「リスク回避してるの?」と訝しむ人もいるでしょう。そういう声が嫌だから外出したくない、という人もいます。

コロナは、これまで惰性のようにあった無駄な習慣を排除してニューノーマルな時代に前進させました。でも、もういいから、早く元に戻ってほしい。不安や疑心暗鬼が中心にある空気感を、早く抜け出したいなと、切に思います。僕はデジタル大好き人間だけど、全部が全部デジタルでいいなんて1ミリも思ってないですよ!

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