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何故、就活ラボは学生からお金を取るのかについて

就活ラボという就活生コミュニティをやってます

22卒から、就活生向けの「就活Labo」というサービスをやっています。簡単に言えば、2ヶ月の会員制サービスでオンライン限定講座、ES添削、面接練習、そして社会人メンターによる自己分析深堀セッション、内定者アドバイザー、オンライン交流会がワンパッケージになった、というサービスです。一緒に活動している学生さん達の意見を取り入れながら作ったサービスです。有料です。

就活で学生からお金を取るのは抵抗はありました。抵抗がある理由は二つあります。
まず一つ目。僕は前職でも就活ビジネスやってきましたが、学生無料サービスで溢れかえっている中、学生からお金を取るのはマネタイズの観点でかなり厳しいと思っています。高額は取れないし、少額だったとしても学生課金がそもそも難しい、のいうのが抵抗がある理由の一つ目。

そして二つ目。学生からお金を取ることへの罪悪感です。就活において、学生は実質的に弱者です。建前としては企業も学生も平等であるべきですが、まぁ、そんなのは建前ですね。社会を知らず、新卒一括採用のレールから外れる事への強迫観念に絡めとられている学生は、結局企業の言う通りに動くしかありません。企業や就活自体に怯えている学生は本当に多いなと感じます。

そんな構造的弱者である学生からお金を取る。世の中には内定塾とか就活対策塾とかもあります。これらは、そうした学生の不安にリーチしてお金を取るビジネスです。本人たちがそこで満足して、よりよいファーストキャリアを歩めるならそれはそれでいいのかもしれませんが、答えのない人生の選択に確立された対策なんて出来るのかなと思っちゃうし、結構なお金を請求するんですよね。しかも受験と違って正解も方程式もない世界。本質的には不確実な価値に対して、構造的弱者である学生に安くない投資をさせるのは抵抗があります。

ではそれなのに何故、学生からお金を取るビジネスを始めるのか

僕自身、40歳で独立して自分の人生すら不安定なのに、そんな難しそうなサービスを何故始めるのか。これにもいくつか理由があります。

企業のことを気にせず、学生にだけを価値を届けたい

繰り返しますが、学生を無料で集め、新卒採用がしたい企業からマネタイズをしていくのが、この業界のセオリーです。就活メディア、逆求人、就活イベント、新卒紹介エージェントなどなど。

実際僕も前職はそんな仕事をしてました。業界トップクラスの会社で、年間MVPとかももらってるので、この業界の中で法人営業させたらかなり上位に入るでしょう(自惚れかもですが)。

ただ、それをやってしまうとどうしてもユーザーではなく、クライアント視点になってしまいます。企業からお金をもらってるわけですから、そうなるのは当たり前です。僕もクライアントの課題を解決して価値提供するのは楽しかったし、今でも大好きです。

でも、それでは学生弱者の構造を変える事は出来ないなと思ったのです。だって、企業ファーストなサービス設計になっちゃいますからね。それはもう、大手メディアがやればいい。資金力でとにかく多くの学生が無料で使える就活インフラを作る。その社会的役割は凄まじいし巨大な価値があります。絶対に無くてはならないインフラです。

でも僕みたいに吹けば飛ぶような弱小企業がそれをやっても、何のインパクトも社会的な意味もない。

であれば、本当の意味で学生の事しか考えないサービスを作ろう。そのかわり、価値の享受者である学生から真っ当にお金をもらう。企業はガン無視して、エンドユーザーである学生がお金を払って参加したいと思えるようなサービスを作ろう。

そう、思ったのです。

無料に甘んじてるから学生は弱者なんだと思う

そしてもう一つがこれです。先ほども書いた通り、就活において学生は構造的に弱者です。学生と話していると、企業や社会に怯え、必要以上に企業に媚びへつらい、企業におべっかを使ってるように見えます。

なんかもっと、堂々として欲しいんですよね。そういう「就活就活!」してる学生を見てると正直ちょっと腹が立ちます。

そこにはいろんな理由があると思うんですが、「無料で使ってる」という自分の血は何も流さずに情報だけ得たい、みたいな根性がダメなんじゃないかなとも思うのです。

だから、就活ラボは学生からお金をもらいます。自己投資だと思って欲しいし、お金を払うからこそちゃんと取り組もうと思って欲しいのです。

最大のキモは、社会人メンター制度

僕は就活指導には一定の自信があります。これまで、仕事ではなくボランティアで、自分の意思で好きでやってきたからです。好きこそ最大の強み。

そんな僕の限定講座やES添削や模擬面接練習が受け放題にしてます。講座はオンラインではありますが生講義なので、質問とかもリアルタイムで受けられます。

ただ、正直そんなものはどうでもよい。本当に打ち出したいこの就活Labo最大の個性は、若手社会人メンターの存在です。このメンターの人達は僕が直接お願いした人達。学生時代を前向きにエンジョイし、今も悪戦苦闘しながら自分のキャリアを歩んでいる人達。そして、スーパーマン過ぎず「等身大」である人達。

そんな人たちが自己分析の壁打ちを手伝ってくれたりキャリア選択の相談に乗ってもらえるのです。就活対策とかじゃなくて、生き方とか選び方、考え方を感じて欲しいなと。

僕自身、メンターに助けられた

何故メンター制度を入れたのか。それは、僕自身が40歳の時に味わった原体験が元になっています。40歳という年齢で会社を辞めることをまずは決めた僕ですが、それなりに経験を積んだ僕ですら「自分の生き方や選択」には不安で一杯でした。その時に助けていただいたのは、多くの知人でした。別にメンターと言う呼び方をしてたわけじゃないけど、彼らに話を聞いてもらい、彼らにフィードバックをもらって、少しずつ僕の意思は固まっていったのです。

僕ですらそんな感じなのだから、まだ働いたが事ない学生ならなおのこと不安だろうと。実際、本当に多くの学生にヒアリングをしたところ、結局彼彼女達の不安の源は「何を信じていいかわかんない」という事でした。

で、あるならば、信頼出来る大人を用意しましたよ、と。直接の友人や知人にはなかなか話せない事を話してみよう。自分で口に出してみると、不思議なことに自分の内面がクリアになっていく。そして第三者にフィードバックをもらう事で輪郭が更に出来ていく。

そんな仕組みを作りたかったのです。

凄くありがたい事に、僕がメンターの依頼をしたところ一人も断られませんでした。全員二つ返事でOKしてくれました。みんなほんと大好き。愛してるぜ。

なけなしの予算から謝礼は多少は払いますが、メンターの皆さんは稼ぎ目的ではありません。中には「お金いらないです」と言ってくれる人たちも何人もいました。筋は通したいのでお支払いはしますが、完全にご好意で協力してくれる人達です。そんな彼らを信頼して欲しい。

考え方は教えるけど答えなんてない、というスタンスです

幸い、22卒では大体100名の学生が参加してくれました。満足度もとても高いです。22卒はコロナもあり、オンライン就活にもなり、色々と変化が多い年だったからこういったサービスが受け入れられたんだろうなとも思います。まあでも、お金もらってる以上はちゃんと価値提供しようと思ってます。

ただまあ、「答え」は教えません。壁打ち相手にはなりますし深掘りのお手伝いはしますが「これがいいんじゃない?」という提案はしません。それは自分で考えて欲しいからです。

お金を払ってるのに「自分で考えろ」と言われるわけですからね。ひょっとしたら学生からしたら面食らうかもしれません。でも、キャリアなんて答えはないし結局は自分で考えて自分で動くしかないのです。

だから、答えが欲しかったり”対策”をしたい学生には全く向いていません。他にも就活サロン的なサービスは色々あるのでそちらをご利用ください。

と、いうわけで万人受けするサービスではないですが、よろしければご参加ください。



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羽田 啓一郎

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アザます!oasisの「Morning Glory」もいいですよ!
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マイナビでMFC、キャリア甲子園、キャリアインカレ、課題解決プロジェクトを0から立ち上げました。 2020年3月に独立。街角キャリアラボという学生〜20代社会人向けのプロジェクトや、いくつかのクライアントのサービス開発をやってます。座右の銘は「諸行無常」です。