最近の朝ドラから見た明治民法
『虎に翼』
日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性三淵嘉子をモデルとした主人公の物語。
第1週、「妻の無能力」(現在の制限能力者に相当する無能力者制度に明治民法時代に規定されていた)(民法)に直面して法律の道を志す主人公のシーンがあった。
この引用した論文においても、「いわゆる『家制度』の根幹をなすものとして、よく知られているところ」と説かれている。
一方、『虎に翼』でモデルとなる学者が登場する穂積重遠は、特に「妻」を準禁治産者(現在の被保佐人に相当)などと同列の