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#6 金継ぎ 割れ③ 欠け⑤ 道具⑤

今回は割れの第 3 回目、欠けの第 5 回目についてになります。


割れ③

割れたお皿は大きいサイズの磁器です。今回は欠けと同じく錆研ぎ下塗りを行いました。今回の投稿と今回の間で錆付をしております。色々あり投稿する時間がありませんでした。。錆び付けの内容は欠け③とほぼ同じです。

今回の作業は欠け⑤と全く同じ作業になります。

今回の作業で写真のようになりました。これで数週間待ちます。

下塗り

欠け⑤

今回は錆研ぎ下塗りをやり直しました。

  1. 小さな砥石を水につけて大きな砥石で慣らします。傷をつけたくない部分については象牙のヤスリ器具で研ぎます。

  2. 小さな砥石で錆研ぎをします。表面がなめらかになるように、また器の表面と同一になるように研ぎます。※ペーパーの場合は320番
    (水を含ませたティッシュで拭くと凹凸が確認しやすくなります)

  3. 下塗りの筆を準備します。脱脂するためにエタノールにつけて優しく扱きます。

  4. 呂瀬漆を準備します。呂色漆と生漆を 1:1 でまぜ濾紙で濾します。濾紙は繊維が横向きになるように、、またザラザラ面が内、サラサラ面が外になるように持ち絞ります。生漆の茶色がなくゴミもなく漆黒になれば準備完了です。

  5. 呂瀬漆を錆び研ぎの跡に塗ります。縁をとって中をたてたてよこよこと塗っていきます。気持ち厚めに塗ります。厚すぎるとちぢみになるので注意。

  6. 使い終えた筆はサラダ油等で洗います。黒が出なくなるまで優しくヘラで扱きます。終わったら油がついたまま蓋をします。蓋がなければサランラップで巻きましょう。

数週間待ちます。

下塗り

道具⑤

今回使った道具は以下です。今回道具制作は定盤に錆を塗る作業のみでした。

  • 彫刻刀

  • ヘラ

  • 面相筆

  • 呂瀬漆

  • 濾紙

  • 砥石

  • 象牙(研磨用)

  • サラダ油

  • サランラップ

  • 刻苧


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