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靴紐を結び直して後ろを振り向かない

最近のマイブームは夜の散歩だ
中途半端な夜ではない
丑三つ時の前あたり
終電が行ってしまった後や、人が皆寝静まった時間帯である

~令和 日本の夜明け前~

たまに大声で歌いながら自転車に乗るおじさんや
明らかに酒に飲まれたと思われる若者
そこまでマフラー上げたら、タケヤリくんみたいじゃん
と思うような駐車するのに難儀しそうなクルマ

その周りにたむろする金髪軍団
などなど見かけるが
ほとんどは人とすれ違わず、闇の時間と対峙する

特に意味があって散歩をしているわけではない
夜は知っている人と会う確率も少なくなる
声を掛けられる心配もない

シンと静まり返った街は、どこかこの世のものとは違う

足を止めると、周りから雑音が一切しなくなる
聞こえてくるのは自分の息遣いだけ
今自分は一人なんだと認識できる瞬間が
ものすごく好きなのだ

孤独の影に
誰もが怯えてる
会話のないモノローグ
出口のないユートピア

「孤独の影」(夢幻の果てに)THE ALFEE

この世がユートピアであれば
今の自分を取り巻く環境は
出口のない状況に巻き込まれているのだろうか
全く先が見えてこないのもあるにはある

親のこともあり、仕事を非常勤にした今年。
どうせ人生はいつか終わる
自分の好きなことを後悔無いようにやろうと
好きな写真をやってみようと芸術大学に入った

今後仕事をするなら写真にかかわるものなら
何でも良いと思っている
レース写真もそう、スタジオやらなんやらも
でも年齢と精神がね。。。

美術館や図書館も良い。
バタバタした医療現場から離れて
本当に静かな場所で過ごしたい
(まあ、今の病院はME一人だし、すごく静かでいいのだが…)

今一番興味があるのは、芸術大学の授業サポート
MEの夜間の学校時代に、昼間は学校で
事務とか講師サポートのバイトをしていたし
当時から、そういう仕事は性に合っていたんだろうな

shadow 4

「写真作家」で何かできればいいが
やっぱりクリエイティブ系がね
センスが無いんだなと感じる時が多々

何を表現したいのか、何を撮りたいのか
演習課題の講評の言葉がいつも頭に残る
まだ五里霧中な現在

情報過多、頭でっかちになっているのだな、とも思う
整理しなければ…頭の中がぐちゃぐちゃだ

「写真とはレフェランである。」
そっちまで行っちゃうと
戻ってこられない気がする

闇と対峙しながら、後ろを振り返らずに
色々考えなければならないね

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