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卒業制作終了

約3年在籍した京都芸術大学での学生生活ももうすぐ終わりになるだろう。「だろう」という言い方をしているのは、まだ卒業確定の報が来ていないからだ。成績確定になるのが3月に入ってからということなので、万が一単位でも落としていたら卒業制作を通っていても卒業できないことになる。たぶん大丈夫だとは思うが。

ここでは制作記を書いていこうと思っていたのだが、なかなか出来ないでいた。日記なるモノをあまり書いたことは無く、文章を書くのも苦手だ。必然的に手が遠のくのは仕方あるまい。

1月の半ば、写真コースの卒業制作最終審査があった。詳しいことは省くが、全員合格で終了。一先ずは安心というところである。次は3月の卒業制作展に向けて、色々と最後の詰めをやっているところ。次の週には京都組の最終審査があったのだが、こちらも全員合格だという。あまり作品を観たことは無いのだが、今年度は東京より京都の方がレベルが高いという噂。いや、噂ではなく講評した先生もそう言っていたから間違いはないのだろう。

今年は賞も全員京都組だった。東京組は1人も選ばれていなかった。こればっかりは…
自分でもまだやれたのではないか?感は確かにあるし、反省すべきところはある。今後の糧にしていかなければ。
まあ、あまり的外れな事を書くと、何言ってんだおまえ的にお叱りを受けるかもしれないので、ここまでにしよう汗

卒制での自分の作品は以前にも書いたが、東京都北区赤羽の街をスナップし記録したものである。この作品になったのは2年目での橋口譲二氏のワークショップ・ゼミナールの授業がきっかけである。次年度への卒業制作のテーマについて悩んでいたが、この時に取り組んだ制作で、かなり良い評価を得たので、卒業制作はこれで行こう、と決めたのだ。
この授業がなかったら、今頃どんな作品で卒業制作をしていたのか。橋口先生のワークショップは、長い授業だったことも含めて、この大学の中で、一番強く頭の中に残っている。

でも、みんなすごいなあ、と改めて思う。
小学生のような感想になってしまうが、コンセプトしかり、撮り方しかり、プレゼンしかり、自分とは比べ物にならない。生まれ持ったセンスの塊みたいな方には敵わない。スポーツと芸術分野はどうしたってそれは。自分は下から数えた方が速いのはよく分かった。
自分の作品は最後にすっころんだ気がする。落ち着いた、しかるべき場所へ小さくまとまった気も自分でもしたし、それまでにそれなりの評価を頂けていた(と思っている)ので、そこからもっともっと発展させなければならなかった。「アンビバレントな視点」をもっと持つべきであったし、それは今後の課題である。先生によっても講評は正反対だったし、だからこそ、日高先生の講評を最後に聞きたかったところではあるが・・・。

自分の作品も含めた授業の事については色々と書いていこうかな・・・。
この先の写真コースに入学する人が少しでも参考になれば・・・いやならないか。

次は研究科に行くのもいいけれど、遠いから悩ましい。
とにかく、何と言っても卒業制作は楽しかったことに変わりはない。
卒制が今年度で良かったと思う。
本当に。

箸にも棒にも引っかからない人生は今後も続いていく。
どうぞ皆さん、御贔屓を。

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