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誰かを想う時間

それは「愛」だなあと思う。

去年の夏、おじいちゃんが病気で亡くなりました。

ひとり暮らしになってしまったおばあちゃんをとても心配していましたが、流行病を理由に大好きなおばあちゃんにもあまり会いに行かなくなっていました。


つい最近、成人式の前撮りで初めて振袖を着た時。
おばあちゃんは、振袖姿の私の写真がどうしても見たいとお父さんに電話をかけてきました。
機械音痴で携帯を使いこなせないおばあちゃんがわざわざ。

「あぁ、会いに行けばよかったな」

誰よりも私の振袖姿を楽しみにしていたのは、おばあちゃんでした。1番に見せに行くべきだったなあと。

成人式の日は、必ず振袖を着て会いに行くからねと。そう強く思っています。


誰かを愛すると言うこと

ある日おばあちゃんが言っていたこと。

「毎朝、おじいちゃんの仏壇に手を合わせて、呼春ちゃんが今日も元気に過ごせますようにっておばあちゃん誰よりもお願いしているからね」

思わず涙が出そうになりました。

「愛しているってこう言うことか」

誰かのことを想っている時間。
誰かの無事を必死に祈る時間。

それは 「愛」だなあと思う。

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