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競技専念型の障害者アスリート雇用社員の過ごし方②

みなさん、こんにちは。林 滉大です

前回は障害者アスリート雇用、
僕の勤務形態である競技専念型について記事にしました。
https://note.com/kh_1019/n/n70d3e8dc3faa
 
今回は、
前回の記事にも触れた「トレーニング環境は自ら整える必要がある」の部分を
深く掘り下げていき、海外挑戦についても書きたいと思います。


▼目次
・トレーニング環境確保の難しさ
・海外渡航までのトレーニング環境
・海外挑戦の決意

まずは、
プロや実業団に属しない障害者アスリート雇用社員のほとんどが直面する
トレーニング環境の確保の難しさについて。

僕の経験談を書きます。

学生時代は体育会サッカー部に属していた為、
ほぼ毎日練習や試合があり、
そのうえにジム・サッカーコートが使い放題の充実したトレーニング環境だった。

部活引退後は、
大学から用意されたトレーニング環境はなくなり、
トレーニング環境を全て自分で整備する必要があった。

僕は部活引退のタイミングに次回のデフリンピックを見据えた上で、
海外渡航までのトレーニング環境をできる限り整えていった。

どのようにトレーニング環境を整えたのか?

近所のジムに入会
週5のペースで通い、全身をくまなく鍛えた。
2017年デフリンピックではスピードを活かしてで相手を寄せ付けなかったが、
自らのプレー幅を広げるためにボールを収められるようにフィジカルを磨く目的。


ボールを蹴る環境
僕は社会人チームのツテがなかったため、
0からのスタートだった。

週に3回以上の平日練習がある社会人チームを端から端まで調べたり、
各チームにパイプがある知人に相談したり、

自分からアクションを起こし続け、

部活引退後から年内まで週3~4活動の関東1部の社会人チームの練習に参加することが出来た。
この練習参加期間は僕にとって大きな転機になった。
詳細は後日に記事にします。

年明けからは海外渡航の準備もあり、
週4活動で朝練メインの社会人チームで練習することができた。

ほぼ毎日ハードなトレーニングを積み重ねられる環境のおかげで
良い状態でドイツへ向かう事ができた。

部活の義務化された練習にウンザリしていたのが、社会人になって有り難みを強く感じた。

部活のように平日は練習で週末は試合のサイクルを繰り返す環境が理想だと改めて気付いた。

・海外でプレーする事を選択した理由

前回の記事で述べたように
面談で"林くんは海外挑戦を考えている?"
と聞かれ、

そんなに気持ちはなかったが、
その言葉にピンと来たのかYESと即答した。

そこから真剣に考えるようになり、

デフリンピックの悔しさ、
次回にリベンジしたい気持ち

もっとサッカーが上手くなりたい気持ち

海外での経験を今後のデフサッカー界に還元したい。

自身の性格上、
逃げ道がない海外の方が日本にいる時よりストイックに取り組める
と思った。

僕の会社は出社が必須ではなく、
遠方の場合はオンラインチャット面談が可能な勤務形態、

他種目の障害者アスリートの先輩に前例があり、
海外挑戦に理解のある会社で僕の挑戦にも応援すると約束してくれた為、

大学4年の夏に海外挑戦を決意した。


今回はここまでです。
ご覧いただきありがとうございます

次回は
・渡航準備の過程
・ドイツでの過ごし方

について書きたいと思います。

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