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風刺画②

皆さんこんにちは!

ナイスチャレンジひがです💛

今回は、以前投稿した、風刺画についての第2弾になります。

今回は、石田徹也 氏の風刺画をご紹介いたします。


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作者


石田 徹也(いしだ てつや)

1973年6月16日 - 2005年5月23日

日本の画家

焼津市立小川小学校、焼津市立小川中学校、静岡県立焼津中央高等学校を経て、1996年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。
就職活動中に一社だけデザイン会社に行ったが、採用されず、画家として活動する。
蒸気機関車やビニール袋、便器などといった日常生活で使用するものと一体化した青年を題材とすることが多い。題材としている青年はほとんどが同じような顔をしており、作家本人と似ているが本人は否定している。
後期作品ではメッセージ性を抑制し、より抽象的な作風になっていくが、これにはテーマは押し付けるものではなく、観た人がそれぞれ好きに感じてくれればいいという意図がある。
日本の社会における個人の人権の尊さ、学校教育の問題、管理された日本の社会構造を痛切に批判し、人々の心の問題を表現している。
少年の犯罪や児童殺害事件が社会問題になっている今日、石田徹也は弱者である少年や児童の心のよりどころを自己の問題として捉えて、絵画によって表現することで、現代人の心の奥底に潜む「痛みや悲しみ」を描いた。
2005年5月、踏切事故で死去。31歳没。


主な作品:

・みのむしの睡眠(1995年 第6回グラフィックアート『ひとつぼ展』 グランプリ受賞作)
・SLになった人(1995年 第6回グラフィックアート『ひとつぼ展』 グランプリ受賞作)
・飛べなくなった人(1996年)
・健康器具(1997年 JACA'97 日本ビジュアル・アート展 グランプリ受賞作)
・回収(1998年 キリンコンテンポラリーアートアワード1998 奨励賞受賞作)
・捜索(2001年 VOCA展2001 奨励賞受賞作)
・前線(2001年 VOCA展2001 奨励賞受賞作)


作品

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作品名:「引き出し」A drawer

制作年 :1996年

組織内で、そっと、本当の自分を隠す


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作品名:「 燃料補給のような食事」Having a meal just like refueling

制作年 :1994年

お腹が空いたから食べるだけ。楽しい食事を忘れてしまった。現代人の食事とは、、、


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作品名:「兵士」A soldier

制作年 :1996年

社会の中で、武器も気力もなく、兵士のように戦い続けることが正しいのか。



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作品名:「社長の傘の下」Under the umbrella of the president

制作年 :1996年

社長のため、今日も働く日々。


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作品名:「 大車輪」Big wheel

制作年:1995年

身も心もバラバラですが、同じ場所で全力で走り続ける。


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作品名:「 飛べなくなった人」A man who has lost the adility to fly

制作年 :1996年

人生の飛び方を忘れた、、、


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作品名 :「トイレに逃げ込む人」A man running away to the lavatory

制作年 :1996年

僕の唯一の安心できる場所。


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作品名 :無題① untitled

制作年 :1997年頃

闇雲に頭を下げていると、固まってしまった。


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作品名 :無題② untitled

制作年 :1995年

皆と同じくマニュアル通りにしゃべる。考える事はない。


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作品名:「 SLになった人」A man transformed into a steam locomotive

制作年 :1995年

旧式のやり方に凝り固まり、走り抜けなければいけない。


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作品名 :「彼方」Far in the distance

制作年 :1999年

老後との向き合い方、生きるとは、、、


石田 氏の描く絵は、心に与えるインパクトは大きく、見る人一人一人に色んな事を考えさせるのではないだろうか?

自分の生き方、社会の在り方、社会との向き合い方などなど。

若くして、旅立ってしまった石田 氏の見ていた風景を通じて、少し思いにふけってみてはいかがでしょうか。

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