#12「仲間力」1年洞出夏乃葉

はじめまして。関西学院大学体育会サッカー部女子チーム１回の洞出夏乃葉です。
拙い文章でありますが、最後まで読んでくださると幸いです。

「仲間力」
この言葉は高校の代々受け継がれてきた団旗の中の一つにあった言葉です。
毎日の練習、試合でいつも目につくところに貼るようにしていました。

何が何だか分からず、ただ必死に先輩に食らいついているだけだった1年生、自分の無力さに気付かされた2年生、キャプテンとしての自分の姿に悩み続けた3年生。
高校での３年間は辛く、しんどいことの方が多い日々でした。ですが、振り返ってみると私の周りにはいつもどんな時も私に寄り添い支えてくれた家族。
そして、試合に出れなくてもチームのために必死に動いてくれる仲間、どんな立場であっても声を枯らしてチームを鼓舞してくれる仲間がいました。

最後の大会。私の蹴ったボールはクロスバーを直撃。
私がPKを外してみんなの目標は夢で終わらせてしまいまったけれど、試合終わりにみんなから掛けられたのは「ありがとう」という言葉ばかりでした。
勝ちたかったし、心の底から悔しかったし、何よりも申し訳なさでいっぱいだったけど、このチームでやって来れて良かったと本気で思えた瞬間でした。

高校３年間、大切にしてきた「仲間力」。
誰かのため、仲間のために頑張る力は、とても大きなパワーがあることを強く実感しました。
同じ目標に向かってチーム全員で、全力で努力してきた時間、しんどい練習も厳しい試合も一緒に乗り越え、一緒に戦ってこれた仲間は私にとってかけがえのない宝物になりました。

関学女子サッカー部に入部してから約4ヶ月。
様々な経歴の方たちが集まるこの女子サッカー部は、高校までとは違う環境ではありますが、周りには優しくて面白くて人として尊敬できる方ばかりです。その恵まれた中でサッカーできていること、充実した日々を送れていることがとても幸せだなと感じています。

このチームの個人個人の力は少しかもしれないですが、みんなで同じ方向を向いて、お互いが助け合い支え合い信頼できる「仲間力」があればどんな相手にも勝つことができると思います。私は大好きなこのチームでもっとたくさん厳しい試合に勝ってみんなで喜び合いたいです。

私は周りの人たちへの感謝を忘れず、仲間を大切に過ごしていきたいと思います。そして、今はまだ何もできず、チームの力になりきれていませんが、チームに欠かせない、チームから必要とされる人になれるように頑張ります。

文章を書くことが苦手で、まとまりのない文章でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。