#10「私も本気になれる」3年松居優羽

こんにちは。
関西学院大学体育会サッカー部女子チーム3年の松居優羽です。
今回部員ブログを書く機会をいただきました。
拙い文章になると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

---

上手くなれるチャンスを簡単に逃していた小・中学時代も、厳しい環境にいるという自分に満足していただけの高校時代も、もっともっとサッカーに本気になってたらなって後悔する。

みんなの経歴、みんなのこれまでサッカーに全てを捧げてきたという誇り、そうやり切ったと胸を張って言えてること。どれだけ憧れを抱いても、中途半端にやってきた自分の過去は変えられない。

昔から私は、何事にも別に強い思いを持つわけでもなくて、向上心もなく、ただこなして流されるように生きてきた。そんな私には、これまでの人生の中で本気になれたと言えるものは到底なかった。

それでも、この組織で出会ったみんなと大きな経験が、そんな私に変わるきっかけをくれた。
この組織に入って、何にもできない自分とこれまで何にもしてこなかった自分への不甲斐なさがどんどん大きくなっていって、もうどうしようもないというところまでいった。今まではなんとかなっていたことも、なんとかならなくなった。そこまでしてようやく初めて私は、サッカーと、自分自身と、本気で向き合えるようになった。

何にもしてこなかった私にとって、最初は考えることすら難しかったけど、今では考えることが日課になって、ゴツくなるから嫌だった筋トレも進んでやるようになったし、日焼け止めが取れることなんか気にせずに顔を拭うくらい必死になれるようになった。
何かできることが増えたときの喜びも知れて、頑張っても上手くいかないイライラも、絶えない悩みも、色んな自分を見れるようにもなった。
何よりも、もっともっと上手くなりたい、できることを増やしたい、目の前の相手に負けたくない、継続してこんな向上心を持てるようにもなった。

高校生までの自分からは考えられないけど、この組織に属して、初めて人生の中で本気になれてることがあると言える。
中学生とか高校生とかもっと早い段階で本気になれていたら、もう一つ先の人生を歩めてたのかもしれないと思うけど、まだ大学生のうちにサッカーを通して本気になれてよかったとも思う。みんなよりはだいぶ遅いスタートだけど、残り1年半で自分が行けるとこまで上手くなりたいし、そのための努力はずっと継続させたい。
色んな誘惑もあってしんどいこと、挫折することもあるけど、そんな時こそ本気で向き合って、それを乗り越えて、自分の可能性を広げていきたい。

あっという間だった2年半。
これからの1年半はもっとあっという間に過ぎていくだろう。
大学を卒業して振り返ったとき、
「あの4年間は本気になれた」
そう思えるように残り1年半本気で向き合っていきたい。