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植物分子生物学研究室(近藤 陽一)

遺伝子工学を利用した植物の仕組みの解明と改良

 植物は進化の過程で様々な環境ストレスの感知機構と、それに対応するための防御機構を獲得してきました。当研究室では遺伝学という伝統的な学問と、分子生物学という最新の学問の知識と技術を利用して、これら機構を明らかにしていく事を目指しています。また得られた知見や遺伝子資源を利用して、作物に環境ストレス耐性などの有用な性質を付与する事も試みています。

研究詳細

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卒業研究

2020年度
・ゲノム編集によるZAT9H1の組織特異的発現部位の解析
・ゼニゴケのUV-B受容体MpUVR8と転写因子MpMYB14の相互作用解析
・有用遺伝子候補bHLH51の評価を目的とした過剰発現体ホモ系統の単離
・植物に塩耐性を付与する有用遺伝子候補RRTF1のシロイヌナズナを用いた解析
・酵母を利用した4-PBA類似体とオーキシン受容体との相互作用解析
・シロイヌナズナを用いた4-PBA類似体の生理活性評価
・フィルム栽培したシロイヌナズナを用いた4-PBA類似体の生理活性評価

2019年度
・シロイヌナズナを用いた4-PBAとその類似体の生理活性評価
・4-PBA類似体による植物の重力屈性阻害効果の作用機序
・塩耐性を植物に付与する遺伝子の評価
・ゲノム編集により作成したZAT9H1欠損変異体の解析
・ゼニゴケのUV-B応答の分子機構の解析

2018年度
・ゼニゴケのMpCHS2の解析
・ゼニゴケシグマ因子MpSIG2.1の過剰発現体の作製
・ゲノム編集によるZAT9H1欠損変異体の作製
・シロイヌナズナを用いた植物に高温耐性を付与する有用遺伝子候補の評価
・シロイヌナズナを用いた植物にUV-B耐性を付与する有用遺伝子候補の評価
・オーキシン添加によるゼニゴケの高温ストレス耐性付与効果について
・4-PBAによる根毛増加作用の解析

2017年度
・概日制御されるゼニゴケ葉緑体コード遺伝子レポーター株の作製
・ゼニゴケUV-B受容体MpUVR8のシロイヌナズナにおける機能解析
・MpUVR8と MpCOP1のUV-B依存的相互作用
・ZAT9機能欠損型変異体の解析
・植物にUV-B耐性を付与する有用遺伝子候補の評価
・4-PBA添加によるシロイヌナズナへの高温ストレス耐性付与効果の作用機作の解析

2016年度
・高等植物を用いた植物に高温耐性を付与する有用遺伝子候補の評価
・高速有用遺伝子探索システムを用いた植物にUV-B耐性をもたらす有用遺伝子の単離
・転写因子SHYG認識配列に結合するPy-Imポリアミドの評価系の構築
・4-PBA類似体添加によるゼニゴケの高温ストレス耐性向上の検討
・シロイヌナズナの4-PBAとその類似体による発根促進作用の解析
・概日時計によるゼニゴケ葉緑体コード遺伝子の制御機構の解析
・形態形成に関わる転写因子ZAT9の細胞内動態の解析
・MpUVR8の器官、組織特異的発現部位の解析
・高等植物におけるゼニゴケUV-B受容体MpUVR8の機能解析
・MpCOP1とMpUVR8の相互作用解析
・MpMYB1過剰発現コンストラクトの作製とMpuvr8KOへの導入

2015年度
・MpUVR8発現部位の解析
・MpUVR8の細胞内局在の解析
・MpCHS過剰発現体の作製と解析
・植物にUV-Bストレス耐性をもたらす遺伝子の探索
・植物に高温耐性を付与する遺伝子の解析
・ZAT9機能欠損型変異体の解析
・光形態形成に関わる転写因子ZAT9の細胞内局在解析
・SHYG::GFP::SRDX過剰発現体の表現型解析
・転写因子SHYG認識配列に結合するPy-Imポリアミド評価系の構築
・4-PBA類似体添加による植物の高温耐性向上

2014年度
・Py-Imポリアミド結合判定系の開発
・シロイヌナズナの4-PBA添加によるストレス耐性向上の検討
・ESTにより転写が誘導されるZAT9::GFP過剰発現体の解析
・ZAT9機能欠損型変異体の作製と解析
・植物に高温耐性をもたらす有用遺伝子の探索
・ゼニゴケのUV-B受容体MpUVR8の組換えタンパク質の作製
・ゼニゴケのUV-B受容体MpUVR8の機能解析

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