見出し画像

学系長あいさつ

 ヒトをはじめとして多くの微生物・植物・動物のゲノム配列が解析されたことにより、21世紀は“生命科学の時代”と言われています。これは、生命科学分野に係わる人だけではなく、この時代を生きる全ての人に当てはまる言葉です。考えてみてください。およそ30年前までは一部の人のみが使っていたパソコンを、今では多くの家庭で当たり前のように使っているのです。同じように、テレビや新聞では、DNAやPCRといった言葉が説明もなく使われており、生命科学はすでに私たちの普段の生活に入り込んできつつあるといってよいでしょう。

 このような時代背景から、2013年4月に理工学部に生命科学コースをスタートさせ、その後、微生物から植物、動物までの生物全般を対象に、基礎研究から応用分野まで幅広く学べるコースを発展させてきました。現在10名の教員とスタッフが所属し、少人数指導と相互コミュニケーションを基本としたきめ細かな教育により、社会に必要とされる人材育成を行っています。


 生命科学コースでの4年間、あるいは大学院を含めた経験は、間違いなく、21世紀を生き抜く知識と経験を与えてくれるはずです。私たちとともに、生命科学の時代を歩んでいきましょう。

学系長 海老原 充

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?