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故意?不可抗力?武器としての決断思考

・著書:武器としての決断思考
・著者:瀧本哲史

「2020年6月30日にまたここで会おう」を読んでファンになった著者。

一貫して、自分の頭で考え、導き出し、行動に起こすことが重要だということ。
分かりやすい「解答」でなく、実践に移す為の「武器」=「考え方」が記されている本。

簡単に要約。

本書は意思決定の具体的手法であるディベートの作法とケーススタディ。

■ディベートとは?
議論+ルールを設定したもの
(①特定の論題にフォーカス②賛成と反対に分かれる③話す順と発言時間に制限あり④第三者を説得)

■ポイント
・正解でなく、今の「最善解」を導き出す
・結論の内容より、そこに至った「筋道」を重視
・根拠が命(反論にさらされ、反論に耐えうる)
・論題は「具体的な行動を取るべきか否か?」の観点
・根拠は、裏でなく「逆(反対側の立場の考え)」を取り、複合的に検証

■手法抜粋
・メリットとデメリットの比較→反論→判定
〇メリット
①内因性(問題がある)
②重要性(問題放置→深刻化)
③解決性(行動→問題解決)

〇デメリット
①発生過程(メリットのプラン→新たな問題発生)
②深刻性(新たな問題の方が深刻)
③固有性(現状維持→新たな問題発生回避)

→上記各①~③について、2~3サイクル、各項目に対して、自身の根拠で、相手の根拠と推論に反論。
→量×質×確率で、正しい主張かどうかを判定

以上、大学時に所属していたESSで、選択できるセクションの1つだったディベート。
私が所属していたのはディスカッション。
論破や攻撃性というイメージで、どうしても苦手な意識があったディベート。

本書を読んで、そうではないことを認識。
むしろ、ビジネスでも不可欠であり、生き抜く上でも必須のスキル。

エースキラーとして、故意か偶然か?エースに怪我をさせて自責の念で自滅してしまった、実はいい人?のスラムダンクの南。

エースとしての活躍の場を求めてビンス・カーターと袂を分かつ決断をしたT-MAC。

いずれも悲運のエース。
そして個人的には好きな両者。

日本の、今は亡きエースに考え方は与えられたが、実践には時間がかかりそうな印象。
それでも行動に移して身に付けたい「武器」。

#瀧本哲史
#スラムダンク










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#武器としての決断思考

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