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今日は世界結核デー

3月24日は、「世界結核デー」としてWHO(世界保健機構)によって制定されています。結核は非常に古い病気であり、紀元前5000年にさかのぼるエジプトのミイラからも結核菌が検出されています。日本でもかつては「不治の病」とまで言われていた結核ですが、医療技術の進歩や生活水準の向上に伴い、その罹患率は減少してきました。

しかし、ここ数年では結核の患者数が増加傾向にあることをご存知でしょうか?タレントで罹患した方がいたのは記憶にある方もいると思います。特に注目すべきは若者の結核罹患率の増加です。若者たちの食生活や生活環境がより豊かになった反面、過度なダイエットや十分な睡眠不足などの不摂生が目立っています。若者たちの免疫力が、さまざまな病原菌に対する防御機能が低下している可能性があります。

口内炎や下痢がち、疲れやすいといった症状が出ると、それは免疫力が低下しているサインかもしれません。まずはバランスの良い食事を心掛けることが大切です。特に青魚やシソ、きのこなどに含まれる栄養素は、免疫機能を改善する働きがあります。そして、笑うことには薬に匹敵するほどの力があると言われており、実際に免疫力の向上につながるとも報告されています。ストレス解消法としても効果的です。鍼灸も免疫力を上げる方法のひとつです。鍼灸院へ行かなくても、ドラッグストア等で販売されているお灸を続けるだけでも効果はあります。

もし2週間以上咳が続くようなら、受診をおすすめします。ただの風邪と思っているうちに、実は初期の結核の症状かもしれません。恐ろしいのは「治療の難しさ」ではなく、「自覚のなさ」。自分の健康状態を正しく把握して、健康で明るい春を迎えましょう。

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