約27年間ウズベキスタンを支配した大統領イスラム・カリモフが2016年に死去しました。その後、第2代大統領にシャフカト・ミルジヨエフが就き、社会の様々な領域で改革が行われています。では鉄道領域の改革はどのようなものか、記事を読んでいきましょう。
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ウズベキスタン鉄道合資会社を世界銀行の協力を得て、改革すること、発展させること、そして民営化することの戦略を作ることが2022年6月1日まで行われる。これについては大統領の「ビジネス環境を作ること、民間セクターを発展させることを通して、持続可能な経済発展のために条件整備を行うというテーマにおける更なる改革について」の決定で述べられている。
ジャムシド・クチュコロフ副首相をリーダーとするワーキンググループは、2022年8月1日までにウズベキスタン鉄道合資会社を改革することについて以下の点を考慮した決定案を準備する。(注:上で6/1までと言っているのに、8/1の日付がどこから出てきたかは不明)
・その企業自身が旅客列車と貨車を保有する民間運行会社の活動を発展させること、さらに鉄道輸送サービスの市場競争を発展させることに向けて透明性があり、かつ柔軟な(注:または「コンセンサスを得た」?)価格体系を備えた価格に関する政策を完全に発展させること。
・鉄道輸送会社のオペレーションとビジネスプロセスを価値あるものとする、つまりサービスプロバイダーと消費者の関係をデジタルトランスフォーメーションを用いて統合すること。(注:消費者のニーズにあったビジネスをDXを用いて行うという意味?)
・鉄道による国内外の貨物と旅客輸送を官民パートナーシップまたはフランチャイズに基づいた民間セクターへ譲渡すること。
想起すべきは、2021年の8月にシャフカト・ミルジヨエフがウズベキスタンにおける鉄道の独占について話していたことだ。当時、国のリーディング企業である「ポルヴォントシュ」(スルハンダリョ)「アフロシヨブパランダ」(サマルカンド)の経営者らが国内と国外の鉄道運賃の間には大きな差があること、つまり国際輸送の料金はとても高いことを示していた。このため運輸省、財務省そして独占委員会が合同で2ヶ月の期限で鉄道運賃改定の作業をすることが命じられた。
2022年3月、ウズベキスタン鉄道の2022-2023年に向けて行われる2,500個の計画が実行されることについて決定されたプログラムが、10%削減されることになった。このため、会社トップを務めるフスヌトディン・ハスィロフが叱責されていた。