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【第2回】ド素人ギタリストがボカロ楽曲のギターを完成させるまで~ラスサビは「ラスト」と「サビ」!編~
こんにちは、クガダレカです。
みなさんこのクソ暑いなか、いかがお過ごしでしょうか。
夏が終わったと思いきや、残暑が我々に降り注ぎます。
水分補給を忘れず、頑張って生きていきましょう。
私は飲んでます。
感謝と今回の記事紹介
前回の記事ですが、なんとうれしいことに40人の方に見ていただきました。
こんな誰ともわからん人間の記事にアクセスいただきうれしいぃぃぃ限りです。
この記事は情報過多のネット社会で
音楽制作の紆余曲折を見ることができる
稀有なnoteとなっております。
以前2か月間かけてギター録音を手伝いました。
その際に14回データ提出を行ったんですが
その変遷が面白かったので記事にしてみようという取り組みです。
音源を共有し、学びを共有することで、初めて創作をなさるかた、最近DTMやギターを始めた方への手助けになれたらと思います。
最後までお楽しみください!
まずはこちら(完成版)をお聞きください。
本編は1分8秒からですが、ナレーションのゆきなさんの声が素敵なので
初見の方もそうでない方も是非聞いてくださいね!
友人の庭乃螢くんの曲「夏は色めく。」にギターを入れさせてもらいました。
テーマは「青春」。私いま24歳なのですが、青春なんて知る由もなく。私の
今回はこの曲のラスサビがどのような経緯でこのフレーズに落ち着いたかを紹介して行きます。
最後に紹介しますが、ラスサビは1.サビの延長であること2.曲の「総集編」であること。
この2つの意識が重要となりましょう。
今回紹介する地獄フレーズは大きく分けて6つあります。
ヘタレピックスクラッチ期
⇒腰抜け原型期
⇒最後の音イマイチだよね期
⇒ん?期
⇒再来期
⇒完成期(7月中旬)
では行きましょう。
ヘタレピックスクラッチ期
なんですかこの気の抜けたピックスクラッチは。
ピックスクラッチとは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E5%A5%8F%E6%B3%95#%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%81
ピックスクラッチに始まりご機嫌なオクターブ奏法。
いいですね~ネタ切れなのが丸わかりです。ふざけてんのか。
庭乃君には苦笑いされました。
なんかピッチも外れてるし、気持ち悪いのでボツです。
腰抜け原型期(6月28日~7月1日)
どうやらこの時期から
「ラスサビはサビの延長線」だということに気がついたようです。
めでたいですね。
しかし最後のぐしゃぐしゃフレーズのように
ネタ切れ感というものはどうしてもぬぐえません。
あとなんかフレーズにも腰が入っていません
ボツ理由:なんかフレーズにフレッシュが足りない
ハイ次
最後の音イマイチだよね期
「終止の音イマイチなんだよね~」
具体的に言うと20秒前後のところですね。
一時期うわごとのように言われていました。
当時はふざけんなと思っていましたが、今考えると当然ちゃ当然。
該当箇所を「9mmっぽい」といわれましたが、違うと思います(断言)
誰がカオスの百年じゃ。
ボツ理由:歌謡曲やロックなど様々なジャンルを統合した楽曲で音楽業界を震撼させそうなので。(9mm parabellum bulletに似てるから)
ハイ次
ん?期
ん?
頭の部分違和感ありませんでしたか?
ぬるっと入ってきましたね。さながらアロエです。
ラスサビというのは重要な部分で、曲の盛り上がりの最高潮を担当します。
こんなにぬるぬるだと曲のメリハリがなくなっちゃうでしょう!
ぬるぬる過ぎたのでボツ。
ボツ理由:ぬるぬる過ぎたため。
ハイ次ぃ!
再来期
きました。「最後の音イマイチだよね」
庭乃くんも鬼ではないので
「悪くない!悪くないんだけど後半イマイチなんだよね!」
と優しく諭してくれますが
わかる!自分でもわかってんのそれ!
でもなんかどうにもこうにも行かないんだよね~~~~~~!!!!
ボツ理由:なんかどうにもこうにもうまくいかないため。
完成期
完結!!!
自分の中でも
「何があったの?」
ってくらいあっけない終わり方だったなというのを覚えています。
皆さん実はここまでで1500字くらい読んでるの気が付きました?
お疲れでしょう。ちょっと箸休め程度に
私のたわごとに付き合っていってください。
ラスサビを作るときに意識したこと
はいどうも。こんにちは。
ここからは私がフレーズを作るときに意識したことについて書いていきたいと思います。
1.サビの延長
ラスサビは「ラストのサビ」です。
つまり今までのサビのフレーズを意識して作らねばなりません。
実はラスサビの頭は
今までのアルペジオのフレーズを抑え方そのままで
じゃーんと弾いただけのフレーズです。
具体的に言うと
1弦17フレット
2,3絃14フレット
これを1,3,2,3,1,3,2,3,と弾いていくのがいつものサビだとしたら曲の頭に合わせて思いっきり「ジャァーン」と弾くのがラスサビになります。
そのほかにも、曲のイメージを思いっきりここで発散させるのも重要だと思います。
私の場合
曲の中で思いっきり扉が開いていくイメージ
を形にしたかったのでこういったフレーズになりました。
こういったサビのフレーズを意識したフレーズワークをしていくことで、今までのサビ体験の踏襲をしつつ、目新しさを見せることができます。
なにやらそれっぽい理屈を並べましたが
要は今までのサビよりもちょっと変わったフレーズを作りましょうね、ということですね。
2.曲の「総集編」
先ほども「ラスサビはラストのサビ」と申しました。
ということは「サビ」を踏襲する意外にも
この曲の「ラスト」だということを意識しなければならない
ということです。
今までのフレーズを少し加えてあげると、フレーズに深みが出て非常に良いものができます。
原曲で言うと2:25~2:38のチョーキングフレーズがラスサビに入っています。
そのあとはソロになるのですが
この曲で多用されるプリングフレーズを意識して入れてみました。
どうです?聴いたことあるようで聴いたことがないでしょう?んん?
合間合間にある印象的なフレーズを入れるだけでラスサビの存在感はぐっと上がってきます。
皆さんも是非使ってみてはいかがでしょうか。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回はラスサビのフレーズの経過を紹介しながら、自分がフレーズを作る際に意識したことを記述しました。
今回のフレーズはもちろん庭乃君の協力あってできたものです。
DTMは基本的に地味で孤独な作業ですが、そんな作業をつらく(?)楽しくしてくれた庭乃君、素敵な動画を作ってくれたsantaくん、ナレーションをつけてくれたゆきなさんには非常に感謝しています。
まるで僕が曲をつくったような文章になりましたが、僕は単にギターフレーズを入れただけなので悪しからず。
もし曲を気に入っていただけた際には庭乃螢くんのツイッターまでご連絡をお願いします!そして動画へのコメントはぜひsantaくんまで!
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