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KF OBOG交流会を開催しました!

KFに所属する学生の多くが通う一橋大学には、同窓会組織として「如水会」(じょすいかい)というものがあり、様々な仕組みで現役の一橋生をサポートしてくださっています。実際、筆者は大学の制度のもと、交換留学をする予定となっており、先輩と後輩のつながりが強いことの良さを日々実感しているのですが、実はKFにも「OBOG会」という組織があり、在学中、地域に揉まれながら成長なさった卒業生のコミュニティとなっています。

そんな心強いOBOGの方々と交流するべく、先日、オンラインで「OBOG交流会」を開催しました。今回は、実りのある議論が繰り広げられた交流会の模様をお伝えします!

OBOGと学生の有益なつながりを求めて

先に申し上げておくと、KFの日々の活動の中で、OBOGの方々と頻繁に接することはあまりなく、どちらかといえば、現場で頑張る学生を中心とするKFメンバーにほとんどが任せられていると思います。そんな中ではありますが、OBOG会の副会長の方から、

「現役の学生とOBOGの交流を活発にしたい!」
「OBOGから現役の学生へ、知識面などで活動に有益な情報を提供できるのではないか。」
「日頃から気軽に活動の相談ができるような関係性が理想なのではないか」

といったご意見をいただき、OBの方々と学生側で打合せを行うことになったのが、交流会開催のきっかけでした。KF側でも、

「20年も続いてきた団体であるにも関わらず、過去の情報があまりない。」
「OBOGとの関わりが薄く、頼れる環境にない。」

などの声があがっており、OBOGの方々とKFの学生の間で交流の場を設けたいという考えが合致して、実現にこぎつけます…

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実は、「OBOG会」という会自体は例年実施されているものの、
今回あえて「交流会」としたのは、カジュアルな形での意見交換の場を体現したかったからなのだそうです。最終的に、交流会の目的は、

「OBOGの人的交流を活性化し、今後のPro-K(KFの学生のまとまりの総称)活動における人的基盤の強化を図ること」

とされ、相談できる環境づくりの第一歩とすることや、OBOGがKFについてどのように考えながら活動していたのかを知ることなどが目標となりました!

すごくかっちりした目的ですね...笑
ですが、活動を進めるうえで目的・目標を明確にすることは大事です。

学生が考えるための糧を得る

実際、どのように進めたのかといいますと、
まずは、OBOGとKFの学生側で協力しながらの準備から始まりました。

企画案やコンテンツ案をOBOGの方が考案し、学生側はKFの他の学生たちに事前アンケートを実施したり、KFの学生が経営する各店舗の現在の経営状況などの集計をしたり、活発な意見交換や交流を求めて、双方で準備が綿密に行われたようです。

そしていざ…交流会です!
ブレイクアウトルームにOBOGとKFのメンバーがバランスよく振り分けられ、各グループでKFの現状や課題を共有したり、OBOGの方の当時の考え方や事業の進め方を伺ったり、少人数のワークのため、活発なやりとりがみられました。

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筆者のグループでは、学生が抱える問題意識に対して、OBの方が当時似たような状況にあった際、どのように感じていたか、どうしていたらよかったと感じるかを教えてくださり、学生たちは、それを踏まえて解決方法を探っていました。昔と今の問題は、違うところも同じところもあるのだと知り、OBの方の共有してくださるエピソードや学びを参考にしつつ、状況によって解決方法も変わってくるため、最後は学生自身で策を練らなければ、と考えたことを覚えています。

OBOGの方々も、「~するべき」「~であるべき」という提案ではなく、事実として経験を伝えてくださったので、KFの学生たちはこれから行動を起こすための材料をたくさん受け取れたと思います。これからどう動くか、これは私たちに託されていますね!

グループワーク後は、グループごとの意見発表です。
各班の話した内容は結構異なっており、組織全体を見ての課題感をテーマとした班からは、「組織というのは変わるものだ、というスタンスでいると楽になる」という学びも共有され、KFという大規模な組織の中で方向性を見失っていた筆者自身も、前向きにKFの組織の一員としてどのような価値を生み出せるのかを考えられるようになりました。

KFは現在、実は学生だけでも70人ほどが活動する大きな団体なのです。
この規模での意思決定や情報共有は結構大変な面があります。

関係性を活用してKFを成長させる

OBOG会を終えて、OBOG会を進めてくれたある学生は次のように語ってくれました。

「KFへの取り組み方を改めて考える良い機会となりました。今後も積極的にOBOGの方と交流し、縦・横の関係だけでなく、学年やチームを越えた斜めの関係性も活用することで日々の活動にいかしていきたいと思いました。」

今回の交流会では、OBOGの方々とフランクにお話できたことで、意見を出し合いながら考えるという実りある時間を共有できたと思います!経営における課題や組織の運営の課題など、KFには挑戦していくべき課題が様々ありますが、今回の交流会をきっかけに、ヒントを得る機会が増えていき、KFが地域活動の輪を広げられるよう、これからも頑張りたいと思います。

最後に、OBOGの皆さま、ご協力ありがとうございました。
これからも地域活動の先輩として、よろしくお願いいたします!