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ドラッグ体験記

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普段は表立って語られないドラッグのいろいろ。
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#大麻

ニワトリが面白すぎて泣いた話

たまに自分の感情が分からない瞬間がやってくる。哀しいのか、怒っているのか、幸せなのか。そもそもこの感情に名前はついているのだろうか。人間はあるモノに対して言葉を持っていない時、そのモノの特定に苦労する。特に感情という主観的で曖昧なモノは、言葉で定義できないと、自分自身でそれを確かに感じているにもかかわらず、本当にその感情が存在しているかさえ疑ってしまうこともある。自分自身の複雑すぎる感情に惑わされてしまうことも、珍しくはない。 その当時私は、わけもなく気分が落ちていた。元々

ドラッグユーザーのパーソナリティ

主観的な一般化というのはよく起こるものだ。学問として言語を少しかじっている者として私は、よく学びたい言語によって性格が違ってくると勝手に思っている。フランス語を学ぶ人には少し気取っているとか、スペイン語を学ぶ人には変わり者が多いとか、中国語を学ぶ人は伝統的だとか、自分の主観と経験に基づいて統計学的に一般化をすることは誰にでもあることだ。国民性や県民性は、広く共有されている一般化された像だ。 このような一般化はドラッグ世界でもよくある。好みのドラッグを見ることで、その人の性格