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2024年の所信表明

毎年、年末年始の休みにブログを書いて早5年目になりました。
ブログ自体は2017年から書いているのでもう7年ですね。細々とはいえ飽き性な自分がよく続いているものだなと我ながら感心します。

今年の年末は息子が胃腸炎になって家族四人で家にいたこともあり、なんだか年末年始感を感じられずに、恒例のブログも面倒だなと思う気持ちがありますが、4年続けたことを途絶えさせるわけにはいかない、という意地だけでいま筆をとっています。
新しい年を気持ちよくスタート切るためにも、区切りって大事だしね。

2023年の振り返り

昨年末に書いた記事の振り返りから。

2023年は1月に少し大きな発表ができる予定です。
2023年は2022年以上にたくさんのことをしていきたい。
来年はさらに業務領域も増えるので組織も大きくなる予定です。年明けから新しいメンバーも続々と入社してきます。
そういった新しいメンバーが、また将来の礎を作っていく。そうやって脈々と層のように積み重なっていくことがレイヤードらしさだと思ってます。

2022年の振り返りと2023年の所信表明

そして、2023年1月にメディパルホールディングス、メディカル・データ・ビジョン(MDV)、FFGベンチャービジネスパートナーズと、レイヤードにとって初めての資本調達および業務提携を発表させていただきました。

メディアコンテンツファクトリーの時代からレイヤードになるまで、25年間で初めての資金調達・資本提携でした。資本は後戻りできないので、資本調達した以上は各社とのアライアンスを最大限良いものにして、結果この3社と組んだことが最良の判断だったと言えるようにしたいな、と年初に考えていました。

結果、2023年の1年間はアライアンスの強化に集中的に取り組んで来た一年だったなと思います。

元々メディパルとの付き合いはあったものの、資本提携後は2023年の1年間でメディパル経由の商談は昨年比5倍に増え、2023年12月は単月最高の受注数・受注金額で終えることができました。
新たにリリースした予約システムWakumyもわずか半年で毎月数十件の受注が取れるプロダクトに育って来ました。
MDVと一緒にスタートした病院向け事業もこの一年で順調にスタートが切れて、複数の導入実績ができてきました。
FFGとも医療機関の開業向け事業連携が進見始めています。
結果として、この1年、アライアンス強化はしっかりやり切れたんじゃないかなと思ってます。なによりも、メディパルからもMDVからも、レイヤードという会社がしっかり評価されて様々な案件に呼んでもらって「クリニック領域ならレイヤード」と頼りにしてもらえることは、非常に嬉しいです。

資本提携は「背中を預け合う関係性」

資本提携後、各社とのシナジーを出すために一年間活動してきて、それぞれの会社および責任者・担当者の人達と「背中を預け合う感覚」が持てるようになってきました。

お互いのことを信頼して、嘘をつかず、正直に、自分の苦手な領域は相手を頼り、自分たちにできることはしっかりとやり切る。資本調達ってなんだか権謀術数みたいなイメージを半分持っていましたが、結局は「相手へのリスペクト」をお互い持てるかどうかなんだな、と今は感じています。資本提携をして1年経って、背中を預けられる大人達(頼れる事業会社)を味方に得られたことの安心感が半端ないです。

そして、なによりも「医療に対する解像度や理解、目的意識が一緒」ということが一番良かったんだと思います。そこをぶらす必要なく大前提として同じ方向を向けるからこそ、ストレスがないです。

古い考え方なのかもしれないですが、結局は資本関係って会社にとっての血縁関係なので、資本関係を結ぶというのは広い意味で家族になるということなんだと思います。
同じ家族に迎え入れてもらえた以上は、家族のために自分たちも頑張るし、何かあったときに家族同士助け合う、そういう関係性が今回の資本提携では結べたのは本当に幸運なことだったんだなと今なら思います。

組織のこと

毎年の年末年始のブログでは、だいたいメンバーのことについて触れてきました。2023年もメンバーひとりひとりが本当にそれぞれの持場で頑張ってくれました。
レイヤードにとって初めてのリアル展示会主催を企画・実行までやりきったメンバーや、新規リリースの予約システムのCS組織の立ち上げメンバー、複数商材オンボーディング組織の立ち上げ、ベテランから拠点長を引き継いで奮闘しているメンバー、入社一年で最も予約システムを販売しているメンバーなど、中堅や若手で勢いのあるメンバーが台頭してきてくれた一年でした。
そして、その後ろにはスポットライトは浴びなくても着実に自分の仕事を遂行してくれたたくさんのメンバーがいます。1〜2年前からミドルマネジメントの育成にも取り組んできて、若手から中堅まで組織としてのバランスも良くなってきたなと感じます。

年始のブログでメンバーのことに触れることが多かったのは、きっと年末年始の行事が家族的な意識を強めるからだろうなと思います。そして、今年はそこにメンバーだけでなく、資本提携先の会社も含まれて、家族が大きくなったような気持ちになるのはなんだか嬉しく思います。

2024年に向けて

2023年で社長としてやるべき仕事が今までと大きく変わってきました。今までは自分が良いと思えるプロダクトを作って、先頭を走って自ら売っていたところから、プロダクトの企画や開発、現場に出ることもすごく減ってしまいました。現場感は鈍らせたくないので、引き続き多少は現場に出つつも、大きくなってきた組織を更に発展させるための「社長の仕事」を模索したいなと思ってます。
40代も後半に差し掛かっていよいよポンコツ感が出てきましたが、まだまだ若いものには負けないぜという気持ちを持って成長を貪欲に追いかけたい。

明日はきっと、今日より良くなるぜ。
そういう思いで、2024年も着実に一歩ずつ前を向いて歩んで行きたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

毎年恒例、書き初め。今年は「前途洋々」46歳社長より。



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