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ノット・オーケーが最高な話

晴れの日はマック・シェイクがやたらと旨い。そして思い出すのは「東京エイティーズ」というマンガだ。原作/安藤夕馬/作画 大石知征による80年代初頭を舞台にしたラブストーリー。連載時期は2003年から約2年、ビックコミックスピリッツにて掲載された。物語は80年代初頭、そして2003年の東京がクロスする構造になっている。ちなみに筆者がものすごく思い入れがある作品かといえばまったくそうではなく、おそらく当時、80年代初頭に大学生ぐらいだった世代だと懐かしいとか思うかもしれないが、原作と作画のミスマッチが最後まで気になる作品だった。掲載されてた頃、なんとなくスピリッツ誌面でパラパラと読んではいたが単行本では買っていない。漫画喫茶で読破した記憶があるがさだかではない。

ただ、この原作でこの絵じゃいけない意味もあるような気はする。サブカル視点で語るエイティーズではなく、もっとマスな気分。それこそCX地上波ゴールデンタイムでかつてオンエアされていたトレンディなドラマと同一レベルで考えられた企画だとするならば理解できる。

さて本日はそんな「東京エイティーズ」がヤバいという話ではない。Net flixで配信中のドラマ「ノットオーケー」。コレが最高に面白い。製作陣が「ストレンジャーシングス」のスタッフ、さらに映画「IT〜それが見えたら終わり」のソフィア・リリスが主人公。いわゆる「こじらせ」系のディーンネイジャー。しかも自分でも制御不能な超能力が使える、とはいえ気にいらない相手が鼻血を出したり、コンビニの棚の商品を全部床に落としたりぐらいのレベル。好きか嫌いかわからない友達以上彼氏未満のスタンや親友の女の子を自分は好きなのかも?とゆらゆら戸惑う感情と超能力起動がワンセットなのが面白い。こういう設定って80年代中盤あたりの「きまぐれオレンジロード」を思い出したりして。

実はまだ筆者はシーズン1途中までしか鑑賞してないが、淡々としたストーリー運びも含めてあっという間に完走してしまいそうな予感しかない。まだシーズン2の話は出てないのでちびちび観るしかないかねえ・・。


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