ルールを守りましょう

日本人は法律を守るなんてどうでもいいんだよね、
と日ごろから思っていましたが、やっぱりなニュースが。

「24時間はもう限界」セブン-イレブンFC加盟店が時短営業で本部と対立
(livedoor NEWS 2019年2月19日)

いろいろな事情があるのはわかるんですけどね。
そもそもの契約ってものがあるわけですよね。

その契約を無視したわけですよね。

だから、違約金を取られるのは仕方のないことだし、
契約を解除されるのも仕方のないことだと思うんですけど。

コンビニのオーナー自身が長時間働かなければいけなくなったのは、
適切に人を雇わなかったからなわけで、
それにはお金がかかるのはわかりますけど、
「賃金を払うと利益が減るからいやだ。でももうかるからやめたくない。」
という論理は通用するのでしょうか?

完全にオーナーの問題だと私は思いますけど、
それに対して、周りが言っていることもなんともひどい。

「働き方改革の時代にまさにブラックだ」とか、
「そもそもコンビニが24時間である必要はあるのか」とか。

はっきり言って論点ずらしです。
働き方改革と今回の件は全く関係がない。
むしろ、それを考えるのはオーナー自身ではないのでしょうかね。

24時間営業を前提とするセブンイレブンの事業展開の在り方が、
今の時代に合っていないという議論はあるかと思いますが、
それは批判することではなくて、ただの評論で、
本当に合っていないとすれば淘汰されていくわけでしょうし、
それと今回の件とは直接は関係ないことです。

今回の件は1人のオーナーが契約を守らなかったという個別の案件。

コンビニが24時間である必要があるかどうかなんてのは問題外で、
そのことと今回の件は何が関係しているのでしょうか。

あらかじめお互いが合意をして商売を始めたわけですよね。
そういったお互いの信用が経済を成り立たせているんですよね。

それを一方的に破っていいのでしょうか。
相手は詐欺師でも何でもないですよ。

契約した人の見積もりが甘かったという話ですよね。

それに対する周りの反応を見るにつけ、
まさに、日本人の法律や契約に対する意識がよくわかります。

「ルールなんて実情に合わなくなったら一方的に破ってもいい」
日本人の多くはこのように考えています。私はそう思います。

だから今回の件も、悪いのは本部なわけです。
一方的に契約を破ったオーナーではないのです。

周りが納得すれば、ルールなんて破ってもいい。
一方で、ルールを破らない韓国にはぼろくそに言う。

たしかにあちらもルールを守ってないんですけどね。
でも、言っていることは今回の件と同じじゃないですか?

つまり、日本人にとってルールなんてどうでもいいんです。
むしろ大切なのはマナーです。

周りが理解しているかどうか、納得しているかどうかが大切。
決められたルールだって、みんなが納得すれば守らなくていい。

だからこそ、憲法だって平気で守られません。
日本人なんてそんなものです。