未だに"好き"がわからん

恋愛経験について。
ぶっちゃけ、特定の相手がいたことがない。
周囲にはそれ系の会話が非常に面倒臭いので、2回分捏造して話してる。

恋愛市場では無価値に等しいから、当然といえば当然。わたしが望もうが望ままいが関係ない。

人より秀でていることは一つもないし、人並みなことでさえ片手で収まる。
何の努力もしないできたし、これからは多分もっとしない。
最低限のことだけで生きている。
できることならとっとと消えたい。

20年以上この調子だから、恋愛は自分と無関係のものだ。
創作の中だけのこと。盲人における色彩みたいな。
周囲で起きることはあるかも知れないけど、あくまでわたしは当事者じゃない。

セックスだけはたまーにしてる。
自分に価値を置かない概念で生きてると、ローリスクで無責任にヤリ捨ててくれる人間に自分の身を投げ打つのはそう難しくない。
年齢と共に頻度は減るだろうけど、それならそれで仕方ない。

だから分からない。ずっと。
恋愛における 好き が何なのか。

理由はくだらないから割愛するけど、諦めることには慣れている。
そもそも願うことが割と苦手だ。だから足掻けもしない。
もはやわたしの中で、恋愛したいとか結婚したいってのは、30過ぎた今からサッカー選手になりたいとか、宇宙飛行士になりたいみたいなこと。

考える必要も別にもう無いから、答えを出すほどの熱量も、関心も無い。

芸能人のファンとか推しとか、そういうのは分からないでもない。
でもそれもどっちかって言うとコンテンツだ。
観てるのが好き、聴いてるのが好き。観賞用。
人間的にどうとか、その人とまかり間違ってどうにかなりたい、みたいのは無い。
そういう気持ち自体があまり理解ができない。

それで言うなら、最近、会社に推しがいる。
でも見た目が好きなだけ。かわいいだけ。
まじで視線とか感じてて怖かったら本当に申し訳無いんだけど、あくまであの子は観賞用。
ちょっと仕事しんどい時とか、観たらちょっと高揚する。
でも絶対に付き合ったりとかしたくない。
なるべくわたしの人生に関わってほしくない。
チャンスがあれば死のうと思っているんだから、その邪魔になってしまう。
わたしと関係ないところで生きて、でも視界に入ってくれたらちょっとだけ有り難い。
そういう意味で、わたし側も推しのことを思いやれてないし。

自分の気持ちなんて最も淘汰されるべきことだ。
自己完結できることならまだしも、他人の人生を巻き込むなんて傲慢でしかない。
本当に意味が、分からない。

#死生観

#LGBTQA