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アクション動詞にはどんなものがあるか

俳優・創作者のための『動作表現類語辞典』。ここにはスタニスラフスキー・システム起源の動詞が1763語も載っている。まさに動詞の宝庫だ。動詞は感情ごとに分類されている。①育てる・②利用する・③傷つける。この分類を見ると、演劇の世界の闇を実感できるだろう。演技に必要なアクションを見つけるには、「ユニット」と「目的」(「エピソード」と「タスク」とも言われている)の2つが必要。ユニットはシーンの文節で、一つのユニットに対して一つの目的を設定する。どのようにして目的を果たすか、それをアクション動詞で探っていく。こんな使い方のようだ。人生は芝居のようだと言われている。ならば、「今ここではどんなアクション動詞がいいだろう?」と企んでみる。自作自演、つまり演出家と役者の両方をこなしてみるのはどうだろうか。

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