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動詞はどのように世界をつくるのか

スコット・バークン著「デザインはどのように世界をつくるのか」のタイトルを模倣してみた。2005年頃だったろうか、経営やマネジメントの世界に突如「デザイン」旋風が吹き荒れた。デザインやアートの思考や技術、方法論などが領域をまたいで輸入されはじめて久しい。そろそろ賞味期限。その効果を検証するときなのかもしれない。本題だが、この本の中にも刺激的なフレーズがある。第11章「デザインは動詞である」。だから、タイトルを置き換えてみたくなったのだ。彼の主張は、それぞれの仕事における過程やプロセスに着目して、反復できるループ、例えば創造⇔学習の循環運動を日頃から磨いておけ。これは僕の言葉では、クリエィティブ・ルーチンだ。医療ならば、診断する・伝達する・治療するの3つが動詞の基本形。名詞を動詞に翻訳すると、一人ひとりの強みや弱みもわかりやすくなるだろう。デザインの対象は自分自身でもよいのだ。

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