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ビジョンが描けない問題

経営者・リーダー育成の現場あるある。「ビジョンが描けない」という問題。もちろん、描けないのだから、語ることも伝えることもできない。社員や部下からは「うちにはビジョンがない」と厳しいご指摘を受けることになる。ただ、この現象の本質を観取して欲しい。そもそも、ビジョンとは何か?言葉の定義が曖昧なままに流れていく社会や組織。ウィトゲンシュタインの言葉を借りれば「言語ゲーム」に興じる人々。娯楽として観れば最高の喜劇かもしれない。生産性とか創造性とか、最近では持続性とかどうでもよければの話だが。ビジョンに期待が集まるのは、それが絵画的なモノだからだろう。「経営」もルーツが絵画にある。これは偶然なのか、それとも必然なのか。昔、先輩から言われたことを思い出す。いい絵を描くにはいい絵を観ろ。なんだか、しみじみとした梅雨のはしりだ。

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