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火曜日は火の動詞「炎上」について

中村璋八著『五行大義』からの引用。

火は太陽の位にいて盛んに燃えて明るい。
そこで火は、明るく熱いことを体とし燃え上がることを性とする。

五行思想は、万物は体と性、「かたち」と「はたらき」の二元でできていると説く。だからなのか、火の本性は「炎上」と言われている。SNS界隈でよく耳にするこのフレーズ、実は火の本性なのだ。万物だから人間にも火の人がいる。昔から火の人はメディアや芸能関係に多いと言われていた。あらためて、火の本性の動詞。「炎上する」のか、「炎上させる」のかは大問題だろう。さらに言えば、その目的や意図。なにかを向上させるとか、昇騰させるとか、化物させるとか。ポジティブなものからネガティブなものまで千差万別。火の本能は伝達や表現に関係している。多くの人に向けるのであれば中立的な立場で、限られた人に向けるのであれば孤立的な立場で、情報を取り扱うことが望ましいだろう。

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