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動詞は道になっただろうか

おはようございます。100日間連続で「動詞」をテーマに思いのまま綴ってきたエッセイも今日で終了。振り返ると自分の不甲斐なさを痛感している。自由意志。そう、人間は自由である方がいい。自分の人生は自身でコントロールするぞ。そう息巻いていた若気の病。それが、中動態の存在を知る。第三の動詞の形態。自然(じねん)、つまり自ずと在る状態。そこに意志はない。自己目的的。目的と手段が一緒になる状態。これは没入とかフローという概念と似ている。言語論では再帰動詞。自分から自分へのループで循環的な動詞。英語では不定詞が言語の「ほころび」という伏線を回収している。数え上げたらきりがないほどの発見の旅だった。そして、後半出会ったのが錬金術や錬丹術。動詞が言語の起源かどうかはさておき、古からの結合術や記憶術からは多くの知見を得ることができた。最後に、応援してくれた方々にここで感謝したい!ありがとうございました。

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