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雨雲の詩




今日は空を一度も見ていませんが
雨音が枕元まで聞こえてきて
ぐずぐずした天気だったのでしょう
私の頭は今日も収縮と腐敗の停滞前線

気圧は部屋の中までやってくる
膨張と包丁が脳まで届くと
目の奥が暴れ出すのだ
頭にいっぱいの礫死した紫陽花

雨雲は雨を吐き出したらどうなるのか
ただの雲に戻るのかそれとも
消えて無くなる定めなのか

どうやら雨雲は消えてしまうらしいのだ
雨雲は晴天の白い雲を羨むかどちらにせよ
渇きを満たしては消える雨雲になりたい



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