繋がり その1

今はデジタル全盛時代.平成初期にポケベルが,90年代後半からは携帯(ガラケー)やPHSのサービスが急速に広がり,2007年のスマホの登場で,インターネット端末が自宅や職場から手元にやってきた.

スマホは画面が大きくなり,性能は大幅にパワーアップ,それに伴いアプリは機能も種類も急速に増えた.その中で日本中に一気に広がったアプリはSNS系アプリ.80年代にはその前身であるパソコン通信を使ったコミュニティはあったが,1994年からのインターネットの広がりはローカルからグローバルに急拡大.しかし手段はパソコンだった為,使える人は限定的であった.しかしスマホ時代に突入すると端末の普及に伴い,老若男女問わず様々なアプリを使って繋がり始める.

スマホの普及により間接的で実際に会うことも触れ合うこともなく仮想的空間での繋がりは強くなっていったが,人と人とが相対する直接的な繋がりは減る一方となり,本来繋がりを助けるために作られたSNSはかえって人間関係の希薄化を助長することになったように思える.

これから人はどう繋がっていけばいいのか.リアルな繋がりを助ける手段としてのデジタルをどう使っていけばいいのか.

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