遺言書

昨夜自治会集会所で相続セミナーに妻と参加してきた.1年前の自分は,この手のセミナーに参加することは考えもしなかった.しかし去年の後半全く思いもかけないことがあった.母が急逝したのだ.亡くなったという表現ではなく,急逝という表現が的確な死だった.あの瞬間やるべきことを妻と最大限やったが,母が今世に戻ってくることはなかった.
それから「死」は断然間近になった.90を手前にしている父よりもそこへの近さを感じる日々に変わった.
子がいない私たち夫婦はお互いのことを考えて遺言書を作る本格的な準備を始めることにして、まずどんな準備が必要なのかを知るために昨夜セミナーに参加した.
講師は「資産規模が数千万円以上だと揉め、一千万円以下だと揉めない」というのは間違いたと断言.だからまずは全資産の把握が必要ということを強調.早速二人で書き込むための資産管理表の作成に取り掛かる.あとは4月から始めている自分の部屋の片付けを年内にあと数回行い,さらに妻との共有の戸棚の中の片付けも年度内に行い,『残す必要がある「物」を選別する』.死が何時この身に訪れるかは分からない.恐れても備えても過ぎる時の早さは変わらない.

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