『お客様は人に付く』
こんばんは。
先日公開した有料記事ですが、既に購入者もおり、当店のスタッフ募集に興味を持ってくださりありがとうございます。
少し厳しい内容も含んでおりますが、仕事をする上で「一緒に働く人は私自身が尊敬できる方が良い」と思っているので、私の考え方や想いに少しでも共感してくださる方に来ていただけたら良いなと思って書いております。
自分で作ったお店で自分が一緒に働く人を選べる立場なら、絶対に「この人のためだったら多少困難なことも頑張れる」と思わせてくれる人のために仕事をしたいと思っています。
今のスタッフはみんな尊敬できるところがあるし、一緒に仕事をしていて楽しいと感じますが、それでも「ここは違うな」と思ったらはっきり言います。
それは仕事をする上で体調管理がなっていないとか、指示待ちになっていたら自分で考えて行動に移しなさいとか、細かいところですが、「甘え」が見えた時はどんなに些細なことでも指摘しています。
当店では、社会人としてできないといけないことは当たり前にできて初めてコーヒーの抽出が任されるようになります。
そのほかにもカッピングや抽出のトレーニング、日本チャンピオンによる有料のセミナーにもスタッフは参加できますが、「当たり前のことを当たり前にやる」ことができない人は外されたりもします。
厳しいと思われるかもしれませんが、それくらい「コーヒー以外」のことを重要視しています。
それには理由がありますので、この場でも書いてみようと思います。
今の時代「ダイレクトトレード」が主流になり、質の良い生豆を手に入れることが昔に比べて遥かに簡単になりました。
コンビニやスーパーで売られているコーヒーも「スペシャルティコーヒー」と付くようになり、飲んでみても普通に美味しいです。
美味しいコーヒーが市場に出回り始め、どこでも良質なコーヒーが出回るようになった今の時代にコーヒーショップは何を売りにすれば良いのでしょうか?
焙煎技術や抽出技術、コーヒーの味で差を付けるのが難しくなった場合、お客様はどこへ向かうのでしょうか?
その答えとして私は「お客様は人に付く」と考えています。
どこで飲んでもそこそこ美味しくて、同じくらいの価格なら自分が「淹れてもらいたい人」のところでコーヒーを飲みたいと考えるのは私だけではないと思います。
コーヒーはどこでも飲めますが、「ある人」のコーヒーはそこに行かないと飲めないからこそコーヒーショップで働くバリスタには価値があるのだと思います。
そして、バリスタはお客様に選ばれないと仕事にならない(コーヒーが抽出できない)のであれば、常に自分を磨いておかないといけないのだと思っています。
お店を始めて5年が経ち、今では沢山のお客様に連日来ていただけるようになりましたが、はじめはお客様がほとんど来ない日も経験しています。
それでも「お客様は人に付く」と考え、自分を磨くことを続けてきたからこそ、2店舗目を展開できるようになりましたし、スタッフも今は8人になり、チームで仕事ができるようになりました。
昔の私が「コーヒーは人に付く」と思わずに自分を磨くことを怠り、日々新しいことも生み出さずに、なんとなくお客様が来ない理由を外に向けていたら絶対に今のKEYAKI COFFEEはありませんでした。
努力をし続けることを示し続けたからこそ、新しい仕事が舞い込んでくるし、お客様も「ここのコーヒーなら間違いないよ」と言ってくださるようになり、チャンスをいただく機会にも恵まれたのだと思います。
そして、これは私だけがすれば良いのではなく、スタッフ全員が「自らを高めて、日々努力する姿勢を示すこと」が何よりも重要なことだと考えています。
今は2店舗ですが、「全員が高い意識で努力を続け、お客様に愛される人」であれば、必ずチャンスはやってきますし、結果は積み上がると思います。
そうなった時に3店舗、4店舗と展開できるビジョンが見えてくるのだと思っています。
KEYAKI COFFEEは今後も多店舗展開を目指して行きます。
それは偉くなりたいとか儲かるとかではなく、「コーヒーを通して、一人でも多くの幸せな人を作りたい」と思っていますし、「コーヒーの仕事がしたい」と願っている方の働く場を作りたいと考えているからです。
そこで働く方は誰でも良いわけではなく、熱意があって、素直で、思いやりや協調性を大事にし、自ら努力することができる人でなければ合わないと思います。
KEYAKI COFFEEは「本気で仕事をする集団」という意識だからこそ、未経験でも驚くほど結果が出せるようになるし、いつの間にか自分で淹れるコーヒーがびっくりするくらい美味しくなっていたりします。
私自身もまだまだ未熟なところがあり、凹むことも多々ありますが、一緒に成長できる人と新しいお店の形を作っていきたいと考えています。
もし、当店のスタッフ募集に興味のある方は前の記事を読んだ上で、ご応募いただければ幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました‼︎
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