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さよならエリザベスカラー〜犬の骨折とエリザベスカラー体験記〜
当初「全治1ヶ月」と言われていた骨折は、結局1ヶ月と18日もかかってしまった。数字だけ見ると1ヶ月に追加されたのは18日間だが、骨折して以来、毎日が過ぎるのが本当に遅く感じられた。
その過程を書いてみたいと思う。
1ヶ月が過ぎ、そろそろギプスが外れるのでは?と2週間に1度の検査が待ち遠しくてたまらなくなった。
ギプス生活になって以来、できるだけストレス無く過ごしてもらうよう試行錯誤を繰り返した。
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骨折してすぐつけてもらったエリカラが小さく、足先を舐めてしまうため、一回り大きなエリカラ。サイズ調整のためガムテープで貼ってみた。
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首周りがゆるゆるのため、病院でマナーパンツを首に巻いてもらって調整。
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硬いエリカラが可哀想と、購入した柔らかエリカラ。直径が小さ過ぎたため、トイレシートで補強。よだれや水飲み後に、ふにゃふにゃになってしまった。
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やっぱり病院のエリカラに戻し、足を舐めないように下に来る部分にトイレシートで補強。水を飲むから毎回びしょ濡れだった。
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寝ている時は「謎の生物」感を出しまくっていた。本犬も鬱陶しかっただろう。
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1ヶ月と10日が過ぎた頃から、少し小さめのエリカラに変えてみた。一番最初に使われたのがこれ。
すぐに足に届いてしまう大きさなため、人の目がある時のみの使用となった。でもすごく視界は広がっただろう。
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通販で片っ端からエリカラを取り寄せてみた。これはエリカラの大きさに対して首周りがゆるすぎて結局使えなかった。
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病院から、ギプスが外れるのもそろそろかなと言われ、今か今かと診察が待ち遠しかった頃。
家ではエリカラなしにしていて、ようやくニャンズと追いかけっこも出来るようになってきた。
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もはや、ギプスを外すより、エリカラを早く取ってあげたいと思うようになった。脚はこの頃は普通に走ったりしていた。ただ、散歩はまだNG。
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まだ1歳前の子犬だから、出来るだけ外に出て刺激を与えたかったが、その時期を家で過ごしてしまったのは残念だった。
ただ、幸運だったのは、我が家にすでに犬1と猫2がいたこと。それぞれとの関係で、遊んだり、追いかけっこをしたり、怒られたり。学ぶことは多かったと思う。
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そして、ついにこの日が!
骨折から1ヶ月と18日!
長かった!
ついにギプスが外れ、エリカラともさよなら出来た日。
病院帰りの散歩でこの笑顔。
本当に、よく頑張ったね!
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こうやって書いてみるとたった1ヶ月と18日。でも、長い長い毎日だった。
パオ(犬の名前)にとっては、2度目の骨折。その事で、本当に可哀想な事をした、申し訳なかったと、人間はひどく落ち込んだ。
でも、犬は今を生きている。毎日エリカラやギプスで固められた身体でも、精一杯遊んだり、走ったり。そんな姿を見ていると、こちらが逆に励まされた気がしている。
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これから、沢山散歩して、いろんな経験をして、毎日を楽しんで欲しいなと思っている。パオ、本当によく頑張りました!
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