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犬と猫がハッピーに同居する方法について考えてみた。

「え?犬と猫どっちもいるの?喧嘩するでしょ?」「そもそも犬と猫って一緒に暮らせるの?」

結論から言うと、犬と猫の同居は全然可能と私は思う。

我が家には犬1匹と猫2匹がいる。先住の犬が6歳の時に、保護猫(子猫)2匹を迎えることになった。その経緯はこちらから。

よく人に聞かれるこの質問に、いつも思い出すのは、犬がいるのに猫を迎えたくて仕方なかった頃、万が一失敗したらと、色々調べて犬猫の同居について模索していた頃に出会った一文だ。

残念ながら、どなたが書いたかは失念してしまい、出典もわからない。が、メモに書き留めて残しているので、それを引用してみたいと思う。

細かな気を使わずに初日から一緒にする。先住犬(猫)に取っては、青天の霹靂だが、皆平和に暮らしたいと思っている。だから最初は大騒ぎしていてもそのうち折り合いをつけて暮らしていけることになる。人間に出来ることは、その時間を「見守る」ことなのだ。

犬と猫の同居に悩む人への回答より

本当にそうだなと思った。そして、それを恐る恐る実行してみた。
生後2ヶ月くらいの猫がやってきて、当時6歳の犬は驚愕しただろう。そんな犬を初めて見た猫も驚愕しただろう。でも、1ヶ月辛抱強く見守ってきた結果、2匹は折り合いをつけることに成功した。


まずはケージ越しにご対面をしていた頃
飼い主の指示をしっかり聞ける狭い部屋で慣らし中
猫は高い所に逃げられるから安心

犬と猫の同居時に気をつけたこと5つ

その1:先住犬(または猫)ファースト
新入りさんは、ケージに入れてお互いにお互いを紹介する。同じ空間にいることを認識し始めたら、少しずつ距離を縮める。

その2:猫には隠れる場所を、犬には指示が聞ける状態を作る
猫は俊敏で、狭いところや高いところに上がれるので、当初心配した「犬が興奮して猫を襲ってしまうのでは・・・」と言うことはなかった。猫は怖ければ犬が入れない場所に身を隠す。犬にしっかり「待て」の指示ができれば、流血の惨事などは起こらないのだと分かった。

その3:1分間からスタートのふれあいタイムを作る
我が家の犬はもともと狩猟犬の血を引くシュナウザー。動く獲物(この場合は子猫)を見れば追いかけたくなるのは本能。来て1ヶ月は、小さな部屋にこもって「ふれあいタイム」を作った。今日は5分、明日は6分・・・と少しずつ長くしていく。追いかけ回して吠えたり騒いだり。先住犬も慣れない出来事にパニックになった。でも、ここで諦めて別々の部屋に隔離・・・なんてことは嫌だったので、最初の1ヶ月の慣らしタイムは、本当に大事な時間だと思った。

その4:誉める
犬は興味があるものには突進してしまうので、猫の匂いを嗅ぎたい、舐めたいと思いストレスも溜まっている。我慢が出来たら、褒めちぎり、成功体験を積んでもらった。

その5:絶対大丈夫と思い込む
犬に対して「飼い主の思いつきで、新しい子を迎えてごめんね」
猫に対して「知らない子がいるお家に連れてきちゃってごめんね」と申し訳ない気持ちになったことも何度かあった。でも、みんなで平和に暮らしたいよね。だから頑張ろう。と思い、それぞれに言い聞かせて、少しずつ、少しずつ慣らしていった。

犬猫の同居が始まって6年が経った。

我が家の場合は先住犬に対して子猫が来るパターンだったが、逆に猫が先住のところへ、子犬が来る場合もあると思う。近々そんな状況が訪れそうなので、その時はまた記録しておきたいと思う。

とにかく、実際に暮らしてみて、最初の1ヶ月を乗り切れば、犬と猫の同居は可能だと自信を持てた。生活していくうちに、子猫は成猫になり、成犬は老犬へと変化して行った。もちろん、小さな小競り合いや追いかけっこは日常茶飯事だ。でも、それぞれがそれぞれのペースで心地良く暮らしており、安心して眠っている様子を見ると、同居はやっぱり楽しいなと思える。

犬猫同居を考えている人の参考になれば幸いです。


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