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リーダー修行記66(トライアルがスリルとスペクタクルに満ちていた件シーズン3②)

いったいいつになったら私の本番からスリルとスペクタクルはなくなるのか、と思いますが、残念ながら今回もスリルに満ちていたDance GALA。
同じヒートのみなさま、その節は大変ご迷惑をおかけいたしました。伏してお詫び申し上げます。

1種目目: ワルツ

昨年、ホイスク〜シャッセ〜ナチュラルターン♪で精一杯だったこの種目。バージョンアップしているうちに、練習を見ていた教室の先生に「それやるんですか!?」と慄かれるほどルーティンの難易度が上がりました。
とはいえ、今のルーティンで1度踊っているので(3月のダンスアワード)、一番安定している種目ではあるので、わりと狭いフロアに4カップルがひしめいていたのですが、スムーズに抜けて来れました。ま、例によって他のプロリーダー様方がうまいこと避けてくれただけなんですけども。

踊り終わった後のフロアサイドで、先生に、人が近くにいても動揺しなくなったねと褒めて(?)くれたので、目の前に人が現れてもびくびくしなくなっただけ、マシなんじゃないですかね。びくびくしてる小動物を避けるのは難しいですからね(避けてもらう前提)。

GALAは流れる曲が1週間前に発表されるという大変親切なシステムなので、直前レッスンで曲に合わせた練習をしてきました。踊り出すタイミングも決めていたし、ハプニングが起こらない限りはこの通りに行く、という打合せを事前にしていました。

にも関わらず、何を思ったか、得意中の得意なオーバスェイで倍速でスウェイをしてしまいました…。
私、本来、ピクチャーポーズは粘れるだけ粘りたいタイプなのです。でも、このときの曲が、あまり緩急がなく、多分原曲のテンポを下げただけなんだろうなという音楽でして、粘ると間伸びするような感じだったのです(つまりだいぶ気に入らなかった…)。なので、くそう気分ののらない曲だな、という気持ちが本番にしてダダ漏れ。反射的に、当初予定していたよりだいぶ速くスウェイしてしまったのだと思います。

にしても、ポジションに入った瞬間にスウェイする、という、私がパートナーだったらキレるわ、みたいなタイミング。ほぼオーバーしてないやん。音楽性で片づけられる範疇を超えてると思うわ我ながら。
それでも、パートナー氏、ちゃんとフォローしてくれました。

普段のレッスンのときから、そのときの音楽や気分によってピクチャーポーズのタイミングをころころ変える私。
リーダーを始めた頃は、このタイミングを任せてもらえず、ほぼ逆リードされていましたが、修行1年半を経て、私のリーダーとしてのアイデンティティをいかんなく発揮できるだけのパートナーシップが先生と築けた証です。感無量。

そうは言っても、さすがにあのタイミングはなかろう…と自分でも思います。パートナー氏、心中は、「はあ?」という気持ちだったと思いますが、キレないでくれてありがとう。

そんなわけで、ワルツは、まあまあ及第点で帰還しました。ひよこ🐥、成長したなあ。これはいよいよ巣立つときなのかしら。

と思ったのはこのときだけでした。

(つづく)

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