リーダー修行記81(プロと踊れるダンパには魔物がいた件について②)
(前回のつづき)
ミキシングが終わった後は、いよいよフリーダンス開始。
最初、システムがよくわかっていなくて、開始と共にフロアになだれこむみなさんに茫然。
あ、とりあえずキャッチしに行く仕組みね、受付でもらった色分けされたバンドはダンスと関係ないのね、と気づいたのはみなさんが踊り始めてから。
色別に踊る順番が決まってるのかと思っていて、よもや200人が同時に殺到していいシステムとは思わなかったのです。
か、完全に出遅れた…。
流れる順番は、WRTCFSorJ、とひっそり壁に貼ってありました。
私の中のプランは、リーダーとパートナーを半々。ラテンリーダーは、足型は知ってるけどリードはまともに習ってないので、とりあえずパートナーはラテンメイン、リーダーはスタンダードと考えていました。
というわけで、とりあえず次のタンゴで女性の先生を無事捕獲。
やっぱり、わ〜けやきさんだ!って言われました。みなさん、私のしょうもない動画を観ていただいてありがとうございます(主にFacebookとかインスタのストーリーかな)。
フロアはとにかく激混み。体感的には50組くらいがいる感じでした。3組のトライアルですらフロアクラフトできない私は、当然のことながら人がいるたびに止まってしまうわけですが、50組も踊っていればどこに向かってもだいたい人がいるわけで、つまり止まり続けることになります。
しかも一回止まったが最後、次のステップが出て来ない。わずかに開いた隙間をぬっていくステップが思いつかない。おろおろするからリードが通じないの悪循環。
前日にメインコーチャーと予行演習したことは、ミリも活かせませんでした。
トライアルだと先生たちが道を開けてくれるのですが、先生たちすらぶつかり合うような混み具合だったので、そんな余裕は誰にもない感じでした。というか、避ける隙間がありませんでした。
しかも今回、思った以上に男性のお客さんが多くて、アマリーダーも結構なこと混ざっていたのでもはや誰にも制御できないカオスなフロアが爆誕。
アマリーダーさんとはもれなくぶつかりましたね。いつもだと、私が未熟ですみませんすみません泣、となるんですが、今回ばかりは喧嘩両成敗だと思います、はい。
そんなわけで、毎度毎度、
うわ〜行く場所がない〜泣
次のステップどうすればいいの〜号泣
となってる間に曲が終わって試合終了。
それでもなんらか褒めてくれる先生方は神です。
それでも先生方を捕獲しに行く私は懲りないひよこ🐥です。
だってこれほどの実践の場はそうそうないじゃないですか。
リーダーは場数じゃ。
ちなみに、私が、ふえええぇぇ行く場所がないよお…と半泣きのとき、行く手を塞いでるのがメインコーチャー、というときが何回かありまして、
空気を読めよ!
と念を飛ばしたのですが、さっぱり読んでくれませんでした。
後日教室で、私の「祈り」を受け取ってくれなかったと八つ当たりしたら、
「プロでもあの状況だと無理だよ」
と言われました。
プロでも無理な状況に突っ込んで危険に晒してしまった女性の先生方に、この場を借りてお詫び申し上げます。
プロでも無理な状況に果敢に挑んだ私の勇気を誰か褒めてください🐥
(つづく)
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