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リーダー修行記85(トライアル終了直後の会場から生放送でお届けします)

ホテルパーティーでのリーダートライアルがたった今終わりました。
JDC 東部選手会TNKS主催「Dance GALA」の会場(ホテル椿山荘)から、終了直後の抜け殻のようなけやきの声をライブでお届けします。

このシチュエーション、そろそろ飽きたわね……。

20232022の記事参照

2年前、私はこのパーティーの3種目トライアルで本格的なリーダーデビューを果たしました。
1年前は、5種目に挑戦し脚光を浴びました←嘘。
当然今年もチャレンジするつもりで、年明けから準備を始めました。

ところが。

年が明けてからの私はずっと、よくわからない不調に悩まされました。

最初に変だなと思ったのは、リーダーの右ホールドが維持できなくなったことでした。右腕が落ちて、どうにも力が入らないのです。
ときを同じくして、たびたび息苦しさに襲われるようになりました。呼吸ができなくなって仕事を早退したことも。
そのうち、身体全体のバランスがおかしくなり、本来の立ち方ができなくなりました。足が思うように動かなくなり、階段が上がれなくなりました。
6月には、右腕が鉛が入ったように重くなって持ち上げられなくなり、右半身が痛くて動かせなくなりました。から咳が続き、食べ物を飲み込むのがつらくなり、呂律が回らなくなりました。

そして7月の終わり、脳神経内科で重症筋無力症という難病の疑いがあると言われました。9月1日現在まだ検査中で、確定診断は出ていないのですが、現状はそんな感じです。

右腕が上がらないので、7月はリーダーレッスンはやめてパートナーレッスンに切り替え、8月に入ってからはレッスン自体を休止。楽しみにしていたGALAも一度はキャンセルしました。

でも、ふと思い直したのです。
大病だったときのために今は安静にしようと思ってたけど、大病だったときのために、やりたいことは今やっておいた方がいいんじゃない?
よくなってからやろうと思っても、今よりよくなる日が来る保証はないんじゃない?
だったら身体が動くうちに、踊っておいた方がいいんじゃない?

というわけで、再エントリーしたのが10日前。
練習は昨日1回のみでした。

昨日のレッスンでは、両腕にまったく力が入らず、足にも力が入らず、信じられないところでよろめいたり、すぐに息があがったり、予想以上に踊れなくて凹みました。
なのに私は、自分が踊りやすく踊るかパートナーに合わせるか、パートナーシップのことを悶々と考えていて、レッスンのほとんどをその調整に当てました。

その上、終了時刻間際になって、スローの音楽の解釈で先生と意見が真っ向から衝突。ふたりの取っているリズムがまったく違うので踊りがかみ合わず、けやきさんの刻むリズムが独自路線を突っ走りすぎてて無理と言われ、「普通のリズム」を取るべく、昨晩、夜なべして音楽を聴き続けました。

明けて迎えた今日の本番。

毎年恒例夏の踊り込みはおろか、レッスンすらほとんどできず、急遽決めた出演。じたばたせずに、今やれることをやるしかないと思って踊りました。

が、やっぱり練習はしなきゃダメですね(笑)
自分の力を過信していました…。

2024年は、体調との闘いでした。
何度もレッスンを中断し、春夏にやる予定だったデモも延期。1ヶ月前、わりと難しい病気かもしれないと言われたときは、「リーダー修行終了のお知らせ」という文章を作るほど思いつめました。
身体がめちゃくちゃしんどくて、でもなかなか検査結果が出なくて治療もできなくて、暇さえあれば泣いていました。

でも、今日、私のリーダー修行の原点ともいうべき場所で踊ることができて、絶望せずに続けて行きたいなという気持ちになりました。
予想外にたくさんの声援をいただいて、とても嬉しかった。悩みましたが、出演して本当によかったです。

会場で見守ってくださった親鶏の皆様、先生方、お友達、SNSやブログを通して応援してくださったみなさまに心から感謝します。

また明日から、楽しく、私らしく、踊っていきたいと思います。

(つづく)

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