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リーダー修行記72(正しいピクチャーポーズの作り方)

ただ今絶賛練習中のサブコーチャーとのデモ。
まだ振付途中なのにすでに9個のピクチャーポーズが入った、なにやら恐ろしげなルーティンができあがりつつあります。

今は昔、ピクチャーポーズはパートナーばっかり大変だと不満たらたらだった愚かな私。リーダーを始めてから、リーダーの方がよっぽど大変だということを思い知りました。でもそれをメインコーチャー(男性)に懺悔したら、「男性にとってはそんなに大変じゃないよ。多分けやきさんにとって大変なだけだよ」と、さらっと言われました。マジですか…。

だがしかし。
「大変」と「難しい」は似て非なるものでございまして、サブコーチャーがさらっと入れてきた、ダブルロンデからのキックというリードがどうしてもわからず、メインコーチャーに泣きついたところ、開口一番、「ロンデからキックさせるのは難易度高いよ」と言われて慄きました。私、生物的にフィジカルハンデがあるので、難しいなと感じるリーダーのステップにぶち当たったとき、私のフィジカル的に難しいのか、万人に難しいのか、判断がつかないのです。

つまりこれはあれだな。
私にとっては「大変」な上に「難しい」という二重苦のステップということだな。

ロンデした左足が床を踏む力で右足を抜いてパートナーのポジションを変え、そのままもう一回左足を踏んでキックさせると聞いて、そりゃ無理ゲーだろと思い、

「それ足の力だけでやってるわけじゃないですよね?」

と食い下がったひよこ🐥。
そこを突っ込めるのは、ある意味私が非力だからでして、良い方に捉えると、力任せなリードをしない(できない)のが私の長所でもあるのです多分。

そして、スウェイの方向と頭の位置でバランスを取りながら床をプッシュする、と教わり、人として無理ゲーなステップではない、というメカニズムは理解したわけですが、押し込む重量がない私にとって、相当大変なことには変わりない、ということも理解しました。

ぶっちゃけ振付が決まっていてプロの先生と踊るので、私がどうであろうと先生は美しくキックしてくれるわけですが、やっぱりそれはしたくない。私はどうしても、パートナーにピクチャーを勝手にやらせたくないのです。だってそれ、パートナーの立場からすると、めちゃくちゃ孤独じゃないですか。
ステップもおぼつかないひよこ🐥ですが、そこは諦めたくないなあと思うのです。
そして、思った結果、このステップをルーティンから外してもらいました。

ひよこ🐥だけに、チキンなのです。な、情けない(ぐすん)。

(おわり)

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