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リーダー修行記45(ひよこリーダー、お外パーティーリベンジ編)

リーダー修行に明け暮れた1年も終わろうとしておりますが、歳末の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は早めの仕事納めをいたしまして、年内最後の修行に行ってまいりました。先週に引き続き、お外パーティートライアルです。しかも!今回のお相手は女性の先生!!
なんだかんだで男性の先生によちよち助けてもらってきたひよこ、ついにひとり立ちでございます。ぴよぴよ。

ハイドに虐められたときの駆け込み寺的サブコーチャーのスタジオパーティーですが、私は普段、先生が都心に出張レッスンをしに来るときに受けているので、実は先生のスタジオに行くのは初めてでした。つまり、教室の形状を知らない

今、それが何か?って思いましたね、パートナー陣のみなさん。

重要!リーダーにとってはそこ、とっても重要なんですよ!広さもさることながら、長辺と短辺の比率によっても、コース取りを変えないといけないのです。
サブコーチャーはスーパーパートナーなので、だいたいどうにかしてくれますが、先週の失敗を教訓に、リーダーたるものリズムと方向には全責任を負うべし、と肝に銘じて挑みました。

1種目: ワルツ

普通サイズの教室のフロアに3組。

私(3組!?)←多いよね?
先生「避けてくれるから大丈夫(小声)」

フロアに出る前からびびっていた私、音楽が鳴り始めた瞬間に、終わった…と思いました(苦笑)

音楽に激しく影響されがちな私ですが、先週、音に反応しすぎて爆走した教訓を糧に、「リーダーたるもの、どんな音楽でも同じクオリティで踊れるべし、好き勝手なリズムを刻むなかれ」と心して臨みました。心して臨みましたが、これはもう私のDNAに刻み込まれたアイデンティティの一種みたいなものなので、1週間やそこらでどうにかなる話でもないわけでして、音が鳴り出した瞬間、「これはハズレ中のハズレやな」という思いが頭をよぎってしまいました(この時点でもうダメリーダー)。

冒頭、フロアに鳴り響くバイオリンの主旋律に完全に意識を持っていかれてあっという間にリズムを見失う私。先生がプレパレーションで逆リードしてくれたおかげで、なんとか踊り出したものの、まったくリズムが取れている確信がないまま前半のピクチャーポーズに突入。普段はたいていのズレをピクチャーポーズで帳尻合わせしているのですが、このときはスローアウェイの最中もまだバイオリンの旋律に引きずられて、リズムを見失っていました。

合ってる? 今、リズム合ってる?
これ、本当にワルツですか???

いかん…このままだとバイオリンと心中してしまう…。

そんな焦りが悪循環を呼び、後半のヘジテーションで帳尻を合わせようと無駄にタメたせいで、パートナーとの呼吸が完全に崩壊。音のみならず、ステップまで見失ってしまいました。

ま、まじで?
先週の反省動画まで作って挑んだのに、この有様なの私?
(ちなみに反省動画はこちらです)

なんのために1時間以上かけてここまで来たのか。さすがにこれでは年が越せない

というわけで、ヒート数が多いのをいいことに、急遽、再エントリー(負けず嫌い)。

(今さらですが、後で動画を観たら、リズムは外していませんでした。アレでリズムが合ってるなんて、社交ダンスって不思議ですね…)

2種目: ワルツ(2回目)

ダンスタイムを挟んでのリベンジ。

もうバイオリンには負けるまい、と気合を入れてフロアに立ったのですが、今回はいたってノーマルなダンス音楽でした。よ、よかった…。

と、快調に踊り出したのも束の間、バウンスフォールアウェイからのシャッセロールで他2組に挟まれるという大事件発生!
シャッセロール。そう、よりにもよって私があれほど苦労したシャッセロールですよ!(詳細はこちら

この瞬間、空間把握能力がなく、極めて視野の狭い範囲見えてない私の視界(視界の話の詳細はこちら)がどうなっていたかというと、

① ファラウェイポジションからシャッセロールに入った瞬間、目の前に男性の先生の背中が迫っている
② そのまま左回転したら、目の前に別の先生の背中が迫っている
(その間、1拍半)

嘘でしょう!?

と叫びたくなる状況であります。

避けてくれるって約束だったじゃないの!なんでふたりとも背中向けてるの!私を見て!こっちを見て!道を!道を開けてーーーー!

おかげさまで、「シャッセロールは進まない!ちっちゃく回る!!!」と、コーチャーに散々注意されたことは守ることができました。回る隙間がありませんでしたからね…。

しかし、なんとかロールして降りてきたはいいものの、次のスローアウェイに入る場所がまったくない。本来、もっと手前で回避するか止まる選択をすべきだったのだと思うけれど、そんなこと私にできるわけない(きっぱり)。

一か八かで回って降りたのち、場所がないじゃん!と気づき、どいてどいてあなたのパートナー(目の前にいたのはサブコーチャーのリーダー先生でした)ぶつけるわよそこをどいてーーー!という念を飛ばしまくって道を開けさせ、事なきを得ました。
道を開けてくれる間の1小節、おろおろせずに待てただけあたしゃ成長したよ褒めてくれ

そんなアクシデントはありつつも、その後はミスなく踊れたのではないでしょうか。
頭教」の「ナチュラルターンの後はパートナーを見る!」という教えも、「バックホイスクはパートナーを見る!」という教えも、「PPになるときはパートナーを見る!!!」という教えも、なんとかやろうと頑張りました。できたかどうかはともかく、前回はそんなことを考える余裕もなかったので、ちょっと前進です。

3種目目: タンゴ

音楽が普通だったのと、3種目目でだいぶフロアにも慣れ、気持ちが落ち着いていたのもあって、まあまあの出来だったのではないでしょうか。
「ツイストターンのときはパートナーをずっと見る」という教えもだいたい守れたんじゃないですかね。

もうここでやりきらないと年が越せない!という気迫で臨んだので、先生にもそれが通じたらしく、終わったときは「私たち、頑張ったね!!」という女子会のノリになっていました。女同士だと、男性の先生とは違うテンションになるのが面白いところですね。そして、そういうふたりの関係性で踊りが変わるのも、社交ダンスの面白さだなと思います。

以前、私とサブコーチャーのレッスン動画をコーチャーに観せたとき、「あ、こんな感じになるんですね。なんかいいっすね。僕と踊るのとは全然違うんですね。すごくいい感じっすね」としきりに言われたので、多分なんかいい感じなんだと思います。来年は、もっと広い会場でみなさんに観ていただけたらいいなと(勝手に)思っております。頑張ります。

さてさて、今回は20人くらいのお客さんに対して、先生が3カップル6人、アテンダントさんが4人という充実度だったので、ダンスタイムはほぼ踊りっ放しでした。
超美人のラテンの先生にルンバを踊ってもらったり、モダン人のサブコーチャーに何故かチャチャを踊ってもらったり、ろくに練習してないラテンリーダーもやってみました。女性の先生ってすごいわね。ダンスホールの先生もそうだけど、私の拙いリードをちゃんと受け取ってくれるんだもの。

ニューヨークとハンドトゥハンドが通じたわ!と気をよくした私、男性の先生に逆転ワルツをお願いしてしたところ、さっぱり通じない上に、「あっリードしちゃった!」「あ〜リードしちゃった!」「どうしてもリードしちゃうよ…」と、ただただ先生を戸惑わせて終わりました。「けやきコーチャー、これやってるの?すごいね?」と言われましたが、よくよく考えると私もコーチャーと逆転フリーダンスはしたことありません。多分、ノールーティンでは踊れないと思います(笑)
やっぱり同じプロでも、男性と女性は全然感じ方が違うんだなあ〜と思いました。無理ゲーを強要して申し訳なかった。
リーダーやってると、いつでもどこでも何かしら発見があって楽しいわね(変態的探究心)。

そんなこんなで、まあなんとか及第点、という感じで、私の2022年リーダー修行は終わりました。
来年もさらなる高みを目指して、精進したいと思います。

来年こそ、燕尾を着るぞーーー!!!

(おわりーーー)

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