わたしが人として生きる訳 -3-

怖かったけど、話し掛けたら返事をしてくれた。普通の男の子な感じだけど、なんか少し違う。すごく頭が良さそうなオーラが漂ってる。

やっぱり、この人達は天界の人達で、三人は家族。テレパシーみたいなものを使って意志疎通しているらしい。彼はわたしの心に直接話し掛けてきているけど、わたしは普通に声を出して話してる。もしかして、わたしが心に思ったことも同時に読み取られてるのかしら?変なことは考えない様にしないと。

彼の歳を聞いたら「200年くらい。」と言っていた。天界ってそういう所なのね・・・。他の二人が何歳なのか、考えただけで怖くなってくる。

彼が物を持ってジッと見つめているのは、その物に宿った記憶をたどって、使い方、その物が何なのかなどを学んでいるらしい。作った人や使った人の記憶が物にも共有されているということ?こういう能力を持った人とは付き合いたくないな。

それより、何の目的でこの世に降りて来たんだろう?一番気になるところ。

「お姉ちゃん、それ、変なことに使わないようにしないとね。」

!!!!!!

・・・コイツら、キライだ。


??!

!!!??

な?なななななに??!!!

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