虫や動物達の魂は何処へ

基本的に『人』以外の魂は地獄や天国へは向かわず、人間界を漂う中で初めて人間界に産まれ出た時と同じ種の母体を見つけ、その胎内(卵)に生まれた肉体に宿る。虫は虫に、魚は魚に、犬は犬に、猫は猫に・・・というように、生まれ変わる前と同じ種に生まれ変わる。魚が犬に、虫が人に・・・と、他の種に生まれ変わることはない。(人は他の種に生まれ変わることがある。)
生まれ変わりのサイクルは非常に早い。

人間によって殺された動物の魂は人間に対する怨念を抱えているため、人の魂と同じように地獄へと送られ、浄化された後に天国へと導かれる。そこで人間界に生まれ変わるか、天界に残り過ごすかを各々に選択することができる。少し特別である。

何故か鶏や豚、牛など、人間の食料となった家畜の類いは怨念を抱く魂が少ない。人間によって育てられ、人間に殺されたという認識を持たずに死んでゆくからだろうか。

人間達の乱獲や自然環境の変化、災害などによって母体が減少し、魂の器となる肉体が不足する事態が起きることがある。最悪の場合、母体は絶滅し、行き場を失った魂も全て消滅してしまう。そうなると、もう二度とその姿を見ることはできない。

一つ忘れてはならないのは、人間が思う以上に動物達の感情は豊かで、知能は非常に高いということである。小さな虫も馬鹿にしてはいけない。

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