『神』という存在

“無”からこの世の全てを創造したとされる『神』という絶対的な存在。実際にその姿を見た者、会った者は一人もいないが、その存在を信じている者は少なくない。

創造主である神を頂点に、地獄、天国、それぞれの世界に神が一体ずつ存在し、人間界では目に写るもの全てに神が宿るとされている。

全てを生かすも殺すも神次第とはいうものの、現在の世の中は事実上放置状態である。神に救いを求める者も多いが、実際に神が何かを救うことも無ければ、見放すことも無く、天変地異を起こすということも無い。全ては自然のまま、成り行きのままである。

『神』はもうすでに消滅し、「あの世」にも「この世」にも存在していないのかも知れない。

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