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初めてのエジプト旅行:一人旅 🇪🇬|ナイル川クルーズ2泊3日(Day2〜4)

エジプト旅行といえばナイル川クルーズの旅!ということで、今回のツアーにも2泊3日のクルーズが含まれていました。エジプトは、主要観光地が北から南までナイル川に沿って点在していることもあり、クルーズ船での立ち寄りは合理的かもしれません。

Day2のルクソール観光を終え、14:00頃出航のクルーズ船に乗り込みます。ホテル同様にチェックインし、シャワーを浴びて船内探索へ。怒涛のDay1、Day2だったので、ここでやっと一息です。

2泊3日ナイル川クルーズの概要

背後に続くクルーズ船の数々。

今回のツアー代金には2泊3日の宿泊と朝昼晩の3食(飲み物は別途支払い)が含まれていました。私が乗った船は「Florence Nile Cruise」という船で、部屋はstandard(ツイン)。レーティングは一応「5つ星」のようですが、日本人が思うソレとは違うかもしれません笑。なお、乗客はほとんど欧米人。日本人は私以外にいませんでした。

他の船を横断して乗船する

最大5隻まで並んでいるのを見た。

ナイル川のクルーズ船は大量に航行しており、船着場に収まりきらないため数隻が重なった状態で停泊しています。自分の船に乗るには、手前の船の中を横断する必要があり、一番手前に自分の船がいない限り、目視で自分の船を見つけることは不可能です。ツアーのガイドとは、船のロビーで待ち合わせです。

2隻が接近中。最終的には隙間が無くなる。
船に乗り込むお客さん。
ロビー。中央の緑のモニターにその日のスケジュール(移動や食事時間など)が書かれているのを後になって知る。

客室

客室の窓は小さくて水面ギリギリ。普通によく眠れた。

私が泊まった客室は、ロビーの1階下(112号室)に位置しているため、窓は開きませんし、水面ギリギリの位置になります。良く言えば「ナイル川のワニと同じ目線で楽しめる」お部屋です。客室に外の風を感じられるベランダがあったらもっと良かったですね。

波がちゃぷちゃぷ当たる音が聞こえる。でも、そんなにうるさくはない。
2日目の部屋掃除の後。本気で驚く…怖い。

室内はベッド2台と洗面台、トイレ、シャワールーム、クローゼットとシンプルでコンパクトな作りです。それでも私が普段仕事で使っているビジネスホテルよりは広いです笑。室内ですが、遠目は美しいですが、とても綺麗か?と問われると微妙。掃除も適当感は否めませんが、まぁ、私は平気な方。潔癖な人は部屋のグレードを上げるか、もっともっと高級なクルーズ船を選ぶべきでしょう。

普通にお湯が出てトイレが流れて嬉しかった

アメニティはボディソープとシャンプーだけ。タオルは普通にありますが、それ以外はありません。サンダル、パジャマ、歯ブラシなどは持参しましょう。なお、きちんとお湯も出ますし、トイレもしっかり流れました。ここで洗濯もしました。

デッキ

日中は暑すぎて1時間いられない。

クルーズ船には必ずある屋上デッキ。気持ちが良いですよね。遮るものがない、広い空には感動しました。川の両岸では、エジプトの人々の暮らしが垣間見えたり、水牛や水鳥などの動物も見ることができました。

早朝、ランチ休憩(暑いのですぐに退散に)、夕方〜夜の時間と、空の色の移ろいをのんびりゆっくり楽しませてもらいました。ナイル川の景色を見ることがクルーズ船の旅で一番の楽しみだったので、大満足です。

子どもたちがナイル川で遊んでいる。
ナイル川沿いの生活が垣間見える。
水牛が見える。ナイル川の氾濫で土地が肥沃になるのも分かる。
日中はとても暑い。
彼らは私たちをどのように思い、見ているのだろうか。
夜は涼しく快適。

デッキにはプールがあるのですが、私は水着を持っていなかったので入れませんでした。「一人旅だし、船上でプールは入らないかも」なんて思ってしまった事を少し後悔しています。日中はとても暑いので、プールに入りながらくつろげたら、もっと快適だったかもしれません。

小さいけどプールがある。泳ぐというより、浸かる程度。

もう一つ、デッキの見どころとして「越水」の見学です。「エスナの水門」では、閘門という水門で川を堰き止め、水位を次の川の水位に合わせるように上げてから通過します。何時に水門を通過するのか知らなかったのですが、窓の外の様子や船体が揺れておかしかったのと、デッキに人が集まり始めたので気が付きました(私の時は22:30頃)。あっという間に上昇する水位と通過までの時間は、初体験でワクワクしました。

エスナの水門。奥より手前の水位が高い
通過中
通過

また、これを見どころと言って良いのかわかりませんが、物売りの船がクルーズ船に横付けして(というか縄で繋いで)声をかけてきます。絶対売れないだろ!それに危険だろ!というシュチュエーションなのですが、その逞しさに頭が下がります(物理的に頭を下げて見ます)。

大声でデッキにいる客に売り込む。

食事

一生懸命名前を覚えようとしてくれたシェフ。

実は食事は美味しかった!これは想定外だったのでとても嬉しいポイントでした。エジプト旅行中で一番美味しかったです。

ビュッフェスタイルですが、きちんとしたお料理が並んでいたし、味付けも良い塩梅で好みな加減。サラダコーナーが充実していたのも嬉しかったです。海外で生野菜は不安な方もいると思うのですが、私は全く平気でした。野菜もフルーツもモリモリいただいています。こればかりは個人の体質によるので自己責任で。

毎日変わるビュッフェメニュー。どれもとても美味しかった。
野菜もたっぷり。
私は甘いものは食べないのだけど、エジプトのデザートもこの写真の倍くらいある。
食事の時は満席で、私のような少人数グループは相席。
ランチタイム。贅沢な時間。
私がリピートしまくったサラダ。これ以外にも色々な野菜があって、とてもおいしかった。
鴨肉のローストとサラダ。オリーブもソースもおいしかった。
お酒も飲める。夕飯にはコシャリやケバブが出た。
室内ラウンジは涼しい。

なお、お水も含めて飲み物は全て別料金ですが、だいたいのものは揃っています。私は休憩中にエジプトのビールをいただきました。ナイル川の雄大な景色を見ながら飲むビールは最高です。

食事の時間ですが、ブレックファーストは06:30〜、ランチは14:00頃から、ディナーは遅めで20:00頃から始まります。夜はダンスパーティーが開催されていますが、私は疲れて寝てしまっていました。

昼も夜も遅めの時間なので、朝早くに動き出すツアー客としてはお腹が空いてしまい、食事の時間が待ち遠しかったです。非常食で日本から持っていったソイジョイとかを食べて乗り切りました。なお、2泊でビール2瓶、ファンタ1缶、水ボトル2本飲んで560エジプトポンド(約1,840円)でした。もっと贅沢しても良かったかも。

まとめ

ナイル川の水位とほとんど同じ位置から広がる畑?中央には水牛が。

この他、弱いですがWiFiは無料で使えます。スタッフも皆さん親切でとても感じが良かったです。マッサージの勧誘に回るお兄さんのしつこさには参りましたが、不要であれば強い思いでNOを出しましょう。

きっと、もっと豪華な船や快適な客室はたくさんあるのだろうと思います。ですが、私にとってはFlorence号でも十分に楽しむことができました。次回はもう少し長く滞在したいです。

ナイル川沿いを眺めていると、「そうか、ここはアフリカ大陸だった」と、ふと思います。

遠いところまで来たなぁ、と感傷に浸りつつ、世界の広さというか、常識の違いを改めて感じます。「世界三大ウザい国・エジプト」と揶揄されますが(笑)、船の上にいる間は、とてもゆったりとした気持ちになれる、素敵な時間になりました。あ〜、来て良かった!

ナイル川に夕陽が沈む。


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