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課題感の整理、段取りの確認に、ChatGPTを使ってみよう!(レポート作成作業に取り掛かる前にできること)

上司に頼まれた調査レポートやお客さんへの提案書を作成するとき、皆さんは何から手をつけますか?ふんわりした曖昧な内容で依頼されたり、会話の流れやSlackの中でのやり取りで話が進むと、アウトプットに困りますよね。「結局、この人は何に困っていて、何が出されたら嬉しいのだろう…」そんな時、ChatGPT-4を使って、相手(上司やお客さん)の課題感とアウトプットの段取りを整理してみましょう。

Slackで調査レポートの作成を依頼された

Slackで、上司が調査レポートの依頼をしてきました。最初に依頼の概要が送られてきたと思ったら、「こういう方向で作成でもいいよ」とか「できれば○○○が優先度高めかな」とか、会話の流れで「こういう事が課題でさぁ」とか「そっか、それじゃぁ、こっちを先に詳しく調べようか」なんて感じで、発言や進め方に調整が入ったりしますよね。

そのSlackのやりとりをChatGPTにそのままベタっと投げ込みます(秘匿情報の選別は各個人の判断でお願いします)。

調査の段取りを聞いてみた!

そうすと、ChatGPTが調査の段取りについて教えてくれました。見出しと、詳細な手順です。ふむふむ、なるほど、こういう順番と内容で調べていけば良いなだな、と整理ができました。

調査の段取りを教えてくれた!

調査の段取りは分かったので、今度は、相手の課題感を整理してもらいました。相手が持つ課題感を払拭できるレポートにしたいと思ったからです。

相手の課題感がまとめられた!

相手の課題感が6つの項目に整理されて返ってきました。複雑に絡まる会話の中で、「要するに、こういうことですよね?」とChatGPTが教えてくれた感じです。これは素敵です。

最後に、調査レポートの目次案を出してもらいました。

目次案も考えてもらった!

いかがですか?

「ChatGPTを使って仕事をする」というと、どうしても調査作業自体をChatGPTがやってくれるというイメージが先行しますが(いや、もちろんそれもお願いしたいのですが笑)、そもそも仕事に取り掛かる前の、一番最初のコミュニケーション部分、状況の整理にもChatGPTが使えます。

日本人同士で、日本語なのだから分かるでしょ?と思われがちですが、メラビアンの法則にもある通り、言語のみで伝わる情報は極めて少なく、想像以上にお互いが描いているイメージは違うものです。

メラビアンの法則:
この研究は好意・反感などの態度や感情のコミュニケーションについてを扱う実験である。感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。この割合から「7-38-55のルール」とも言われる。「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれている。

メラビアンの法則

最初の段階で、現状や依頼内容をしっかり整理し、お互いの認識にズレが無いようにすることで、この後の作業もスムーズに進めることができます。

ぜひ、コミュニケーションのサポートツール(同僚や仲の良い先輩みたいな存在)としても、ChatGPTを利用してみてください!

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