【ショートストーリー】昼下がりの声
容赦なく照りつける日差しが、夏の訪れを知らせていた。
図書館へ続く道にはずっしり重そうな30cm大の花を付けた2m超えの向日葵があり、甲高い声を上げて遊ぶ子どもたちを見守っている。
そういえば昔「日向葵」と書いた作文を提出して教師に叱られたっけ。
厳しかったけど、いい先生だったな。
思わず浮かんだ笑みを消して再び歩き始めると、誰もいないはずの背後からポキポキという音が聞こえた。
「いやあ、けっこう肩凝るんだよね」
・・・え?
◆
お花見企画に参加するのは初めて。
楽しく書かせていただきました。
yuca.様、ありがとうございます。
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