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なぜフリーランス / 起業を目指したのか

皆さんこんにちは、ケヴィンです。
前回の投稿は軽いイントロダクションでしたが今回から本編になります!

ということで今回は
『なぜフリーランス&起業を目指したのか?』
ということについてお話させて頂きます。

そもそも・・・

僕は2,3年程前までかなり本気でバンド活動を行っていました。

アルバムを出したり、ミュージックビデオを出したり、東名阪でライブしたり、アメリカでもライブをしたり。

当時、日本ではあまり認知されていなかったクラウドファンディングをやった時も30万円の目標額を達成できるくらい応援してくれるファンがいて、とてもやりがいがあったことを覚えています。
(「人様から金をもらってバンドをやるなんて何様だ」と炎上もしましたが)

ちなみにその前、別のバンドをやっていたのですがそのバンドは全然ファンがいませんでした。

ファンが皆無のバンドをやっていたからこそ、アルバムを買ってくれたり、ライブに来てくれたり、日々SNS上で僕たちについて発信してくれるファンがいてくれることがうれしくて、日々曲を作ったり活動をしていたのです。

バンド仲間の人生設計

そしてそのバンド仲間の一人がデザイン系の仕事をしていたのですが、ある日いずれ会社勤めを辞めて起業していく・・・という人生設計を話してくれました。

それもいずれは自分が何もしなくても受動的にお金が稼げるようになる仕組みを目指していて「ケヴィンもまだ若いんだし興味があれば今からそういった方面に舵をきったら?」という話だったのです。

当時僕は25,26歳くらいだったのですが「何か始めるなら若いうちだ!」と感化され1,2年掛けて自分も会社勤めをやめてフリーランス~起業といった人生構成を練り始めました。

それから彼が紹介してくれた本を読んだりして、会社勤めしか頭になかった僕に新たな選択肢が見え始めました。

はじめて考えたサラリーマンのデメリット

そうなるとどんどん会社勤めを続けるデメリットが出てきはじめたのです

例えば・・・

-毎日、決められた時間と場所で拘束される
(より本格的なバンド活動をするために時間と場所の自由が欲しかった)
-毎月、働きたい時間と稼ぎたい額をコントロールできない
(例えば今月は海外ツアーがあるから半月しか仕事しないで稼ぎも半分で良い。その代わり来月は倍働く、といったことができない)
-バンド活動を絡めたビジネスができない
(例えば音楽に関するセミナーを開いたり、コミュニティを作ったり、といったことに興味があった)
-髪型等の制限があり、ある意味バンド活動に支障が出る
(髭も髪も伸ばしたい!)
-頑張って働いても利益は会社の資産になり、自分の資産にはならない
-収入の限界が見えている
-毎日、満員電車で通勤することを強いられる

といったところでしょうか。

こういったデメリットがある反面、毎月安定した収入が得られ、ある程度安定した生涯設計が描ける、というのが会社勤めのメリットではないでしょうか。

今思うと少し恥ずかしいのですがこんなことも考えていました。

将来子供ができた時、毎日スーツを着てロボットのように働く自分の姿を子供に見せたくない・・・

実際のところ今僕には1歳半の息子がいて、毎日スーツを着て家を出ますがまったくそんなことは思わないんですけどね笑

スーツを着て、満員電車に揺られて出社。

決して能力が高い訳じゃないけど年齢が上なだけのおじさん上司に指図されてそれに従って仕事する毎日。

こうしたいわゆる「サラリーマン」象を当時の僕はめちゃくちゃ嫌っていました。

今思うと営業職で毎日外出していたら、違う考えになっていたのではないかと思います。

でも当時は社内に籠って仕事をすることがほとんどだったので、それもサラリーマン象を嫌う要因になっていたのでしょう。

実際、今の会社では少し前まで営業職だったのでほぼ毎日外出していたのですが、昔のようにサラリーマン象を嫌っていません笑

勤務中でもお客さんとの打ち合わせの寄り道で買い物できたりしますからね・・・

できることなら昔の自分にこの話をしてあげたいですが、まぁしょうがない。

話を戻すと・・・

「若いうちにはじめたい」

30代、40代からだと遅いんじゃないか?という懸念がありました。

起業から成果を出すには時間が掛かるし、だったらまだ収入が少なくても大丈夫な今の時期から始めるべきじゃないか?といったところですね。

そして僕はフリーランスの前段階としてライター業の副業をはじめ、一年後には目標額を稼げるようになったので会社を辞めました。

本当にフリーランスをはじめて気が付いたこと

しかし、いざ会社を辞めると意外なところが精神的に応えました。

というのも新卒以来ずっと会社勤めしていた僕の頭には「平日は満員電車に乗って通勤する」=「健全な人生」というイメージが刷り込まれていたのです。

だから平日、家にいる or 通勤しない日々は「普通の人生から外れてしまった」という妙な感覚になり、他の要因ももちろんありますが徐々に鬱に陥っていきました。

しかし本当にフリーランスなり起業という道しか無ければ、死に物狂いで仕事を取って、仕事をこなして、稼ぎを得ようとするでしょう。

結局のところ僕が挫折した要因は「動機が的外れだった」ということだと思います。

例えば
-「歳を取ってからだと遅いので、若いうちに始めた方が良い」
-「若ければリスクが少ない」
といった動機は裏を返せば
-「若いうちはまだ時間がある」
-「若いから失敗しても大丈夫だ」
-「失敗してもまた就職すればいいや」
という怠ける理由になりますし、そういった部分に甘えていました。

鬱の患者に「甘えるな」とは口が裂けても言えませんが、皮肉なことに当時の僕には的確な言葉だったかもしれません。

ボタンのかけ違い

僕は起業を志してより良い将来を目指そうと思いました。

しかし結局のところ僕が目標としていたものごとは僕にとって必要不可欠ではなかったのです。

だからいざ厳しい現実を目の当たりにしたとき、乗り越えようとせず、回避しようと思ったのでしょう。

しかし今考えると動機が弱かったのに会社を辞めてフリーランスとして始めるところまで到達したのは意外でした。

実際、副業の段階ではある程度成果を出していましたし、決して成功する見込みがゼロだった訳ではありません。

例えばライター業に関しては副業の段階で最低でも月10万円を稼いでいました。

加えて音楽制作業も請け負っていたので月によっては合計で15~20万円程稼いでいました。
(繰り返しですが会社勤めしながら副業として)

これらの仕事を副業としてこなすには睡眠時間を削るのはもちろん、相応のヤル気が必要です。

モチベーションが弱ければこういったこと行動はとれなかったでしょう。

しかしいざフリーランスになると上記でも触れた通り、サラリーマン時代と違う生活に戸惑いました。

それと副業の時は一つ案件を失っても会社員としての収入があるので平気でしたが、フリーランスになると1つの失注が経済的にも精神的にも大きなダメージになりました。

失敗した理由についてはまた別の機会に詳しくお話しますが、「副業」と「それだけで食っていく」には大きな違いがあります。

当時の自分へのアドバイス

当時の自分にアドバイスするなら

・今の自分の不満は本当にフリーランス/起業すれば解消するのか?
(解消しないので別の方法を考えるべき)
・必要な努力、乗り越えないといけない苦しみを味わう決心は本当にあるのか?
(かなり楽観的に考えていた)
といったところでしょうか。

振り返ると似たアドバイスをくれた人もいましたが、聞く耳を持たなかったことも反省点の一つです。

まとめ

今回は主に「なぜフリーランス&起業を目指したのか?」というトピックについてお話させて頂きました。

またその延長線で「本当にフリーランス&起業を目指すべきだったのか?」という点についても考えてみました。

書いた内容を読むたびに書き足りないことが見つかるので、いずれパート2を書いたり、似たトピックについて書いたりするかもしれません。

今回が最初の本格的な投稿になりますが、心に引っかかっていたものがサッと流れて消えていくような心地よい感覚です。

同時にもし誰かの役に立てば尚幸いです。

また次回以降の投稿もよろしくお願いします!

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