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フラム戦を考える。(withパスソナー)

みなさまこんばんは。Kevinです。遅ばせながらフラム戦を考えていきます。

上の画像ですが、私ずっとホイビュアの綴りを間違えていて戒めを込めてこのサムネに致しました。デンマーク語?におけるJの役割ってなんなんでしょうね?上の方がスッキリとホイビュアと読めると思うのですが、bの後ろのjにどんな意味があるのかデンマーク語有識者の方がいれば教えてください。。。。

とまあ前置きはここまでとして本題に入ります。

今回もこちらのサイト(https://passsonar.netlify.app)さんのwebアプリを使用してパスソナーを作成しております。本当に素晴らしいアプリですので新しくスパーズブログを始める方にもおすすめです!

●はじめに

日本時間1/14(木)に行われましたフラム戦(1−1)について考えていきたいと思います。本来であれば、この日程でアストン・ビラとの試合が予定されておりましたが、ビラ側で流行り病が爆発していたため、延期中だった12月30日分の試合がここに置き換えられた次第です。スパーズはカラバオカップの決勝にも進んだことにより、(A)のフラム戦も延期扱いとなっており、FAも動いた感じですね。両者とも準備期間はかなり少なかったと思いましたが、延期した試合がいつになるのかわからないまま進むよりかはよかったかなと思いました。FAはこれくらいの柔軟な姿勢で頑張ってほしいですね。

この試合は、「スパーズが試合を決められなかった」ということに尽きると思います。「いくつかのビッグチャンスを決められなければ、点は取られちゃうよね。」という感じの引き分けだったかなと思います。まあ後半に点取られすぎやろ!とは思うんですけども。

その中で①前半攻めの形②パスソナーから考える後半苦しんだ理由③シソコの役割(モウの交代の意図)の3点について考えていきたいと思います。

①前半の攻めの形

・両サイドうまく活用した攻めの形

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前半は両サイドからのクロスを中心に攻めていました。相手のフォーメーションが5-3-2の真ん中を閉めるものだったので効果的であったと思います。

ビルドアップ時にはホイビュアもしくはウィンクスがCBに降りて3バックで行い、時折ケインやエンドンベレが降りることもありました。両サイドバックは攻撃的に振る舞い、右サイドはエンドンベレ、シソコ、オーリエ、ウィンクスorホイビュアで崩してクロス。左サイドはCMからのレギロンへのロングボールやドリブル突破でクロスが形となっていました。

ケイン、ソン、シソコ、エンドンベレは流動的に動き、サイドを交換したりハーフスペースに顔を出し縦パスを引き出したりと、柔軟な動きをしていました。

パスソナーからわかるようにボックス内まで崩しきるというわけではなく、ハーフスペースを使いながらサイドを攻めて、クロスを上げるというのが多かったことがわかります。全体としてサイドのクロスを最終到着点としてそこまでの崩しは内外うまく使いながら攻めて行っていたと見えます。

②パスソナーから考える後半苦しんだ理由

・前後半のレギロン、オーリエのパス数、成功数の変化(左:前半 右:後半)

1)レギロンについて

・パスまとめ

スクリーンショット 2021-01-17 21.03.03

・ポジション別パスまとめ

Reguilon 比較

前半はポゼッションを保つパスや縦パスなど、パス成功率は高く維持していましたが、後半になるとパスミス(赤い部分)が多くなり、ポジションも前目でプレーすることが多くなりました。これはクリアが多くなったこと、追いつかれた後にクロスなどのリスキーなパスをあげていたことが理由として考えられます。

2)オーリエについて

・パスまとめ

スクリーンショット 2021-01-17 21.03.30

・ポジション別パスまとめ

Aurier 比較

前半は右サイドを上下し、前半の主な攻撃パターンであったクロッサーの役割を担いつつ、ポゼッション保持にも貢献していました。ただ、後半になるとパス数は前半の30%までに落ち込み、高い位置を取ることも少なくなりました。これの理由として後半に入り投入されたルックマンへの対応をするためやパスを出していたウィンクスの交代、中央へ攻め入りがちなラメラの投入などが挙げられます。

まとめると以下のようになると思います。

後半に入り右サイドが攻められ始める(ルックマン投入やオーリエ、シソコのマーク受け渡しなどが原因)/ウィンクスが交代してパスが右サイドで受けられなくなる。

→オーリエが上がれなくなる

左サイド中心の攻撃になり、相手は対応しやすくなる。

バックパスもしくはクロス。

相手に回収され右サイド攻め込まれる。

パーカーが右サイドの裏をルックマンによって突いたことにより右サイドが機能しなくなり、スパーズはじわじわと追い詰められたように思います。

シソコの役割(モウの交代の意図)

②とも被りますがこの試合はシソコがいい意味でも悪い意味でも目立ったと思います。シソコの役割の変化を見ながら何が問題だったのか確認したいと思います。

1)前半〜後半(ウィンクス交代時まで) 右サイドで組み立てとハーフスペースで受ける役割

ベルフワインが担っていた役割をこの試合ではシソコが担当していました。ルーカスより優先されたのは守備時のプレスや強度を買われてのことでしょう。シソコなりにやれることはやっていたと思います。ただ、相手WBやFWへのマークの受け渡し時のオーリエとの連携は前半から少し怖い部分がありました。

2)後半(ウィンクス交代後) 中盤での右サイド中心にカバー/ビルドアップに貢献?

守備的な役割がメインだったと思いますが、非カウンター時(ロフタス=チークの決定機)などではダッシュしきれずホイビュアに任せたりと、ガス欠感は否めませんでした。ビルドアップにはほぼ関与していなかったように思えます。

モウリーニョの交代の意図

モウリーニョとしては追いつかれた後に右サイドをカバーするためにシソコをCMに回し、ある程度のリスクヘッジを考えていたのだと思います。ただ、前半からの守備時の右サイドの連携不足とガス欠によって上手くいっていなかったのだと感じます。結果的には悪い部分が多く見えてしまったと思いますが、負けないようにした上で攻めに転じるためのプランとしては妥当だったかなと思います。

●最後に

長くなりましたが以上がフラム戦のまとめとなります。勝ち点を落としてしまったのは痛いですが、これがスパーズの今の状況だと思います。試合を決めきれないことが今シーズンの問題点ですが、サクラメントが言っていたように試合続きで練習時間があまり取れないようで、根本的な解決は先になりそうです。カラバオカップは決勝に行っているため、FAカップを捨てるなど戦略的に振る舞うことも必要かもしれませんね。

それでは!

COYS!

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