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QuestVR睡眠の方法(ととやまの場合)

 「HPを削ってMPが回復する」ことで有名なVR睡眠ですが、なんだかんだほぼ毎日しています。
 基本的にはQuest版VRChatで睡眠をしていますが、案外そういう人は少なそう?ということで、自身が用いてる方法やツールを紹介します。


①MetaDeveloperHub(以下MDH)で近接・ガーディアンをオフにする

 Quest特有の「勝手にスリープからのネット切断」「暗い部屋での警告」をオフにします。詳しくは以下の記事をご参考ください。

追記:
設定の開発者タブからガーディアンをオフにできるようになってました。(いつの間に?)。これを検証したのも以下の記事に追記しました。

②充電ケーブルを接続する

 当たり前ですが、充電されてないと翌朝までにQuestのバッテリーは無くなってしまいます。
 Quest側の端子がストレート型の充電ケーブルでは寝返りをうつことができず、HPが削れる一因にもなります。可能であれば、充分な長さのあるL字ケーブルを使うと良いでしょう。(現在はOculusLinkに使用しているケーブルをそのまま流用しています。)

③赤外線ライトを点ける(オプション)

 暗い部屋でもトラッキングできるようになります。ODHで警告をオフにしていればVRChatを強制起動することができますが、点けない場合はどんどんトラッキングがズレてモノやボタンが選択しにくくなるので結構不便です。
 使用の際は部屋全体が照射できるよう、フック等で吊るすと良いです。(Amazonでよく売っているコレを使っていますが、問題なく使用できています。)

④横になる(+ごろ寝システム,睡眠システムなどで調整)

 睡眠の準備を整えます。Sit判定のあるベッドがあれば良いのですが、案外無かったりするものです。そのため、アバターに「ごろ寝システム」「VRC睡眠システム」「らずべりー式 睡眠システム」を導入して、取りたい体勢を整えています。
 それぞれVRC睡眠に適したツールですが、それぞれ特徴があります。

※導入の際には注意点があるので、販売ページの説明文をよく読みましょう。

・ごろ寝システム

 「仰向け寝・右向き寝・左向き寝・ぺたん座り」の体勢を取ることができます。特に「右向き寝・左向き寝」で睡眠する人も多いかと思うので、そのような細かい姿勢を取るのに適しています
 姿勢を有効化させるには伏せ状態(VRでは「伏せ状態」になるまで目線を下げる)にする必要があるので、トラッキングがしっかり機能しているときに使うと良いです。また、後述する「VRC睡眠システム」と共存が可能です。

・VRC睡眠システム

 「仰向け・うつ伏せ・空気椅子・足を伸ばして座る」の体勢を取ることができます。本システムの最大の特徴は、強制的に姿勢を取ることができる点と、OVR Advanced Settingsのように高さを調整することができる点です。
 MDHでガーディアンをオフすると(または赤外線ライトの照射具合によっては)、Questの高さを正常に認識できず伏せ状態にならない場合があります。そのときは本システムを使用すると良いです。
 また、コライダーが存在しないベッドで睡眠するときも本システムが適しています。商品説明にもあるように「ごろ寝システム」との共存がおすすめです。

・らずべりー式 睡眠システム(ベータ)【ModularAvatar対応】

 「仰向け寝・右向き寝・左向き寝・ぺたん座り」の体勢を取ることができます。こちらも姿勢を有効化させるには伏せ状態にする必要がありますが、ModularAvatar対応のため導入が簡単なこと、そして「仰向けと左右寝が自動で切り替わる」機能が搭載されています。

⑤余談

 ここからはもう寝るだけですが、ビデオプレイヤーで何か流しながら寝たいという人は以下の記事を参考に動画を流しながら寝るのも良いでしょう。(もしくは動画リストが充実しているワールドで寝るのも良いです。)

追記:
念願だったQuestスタンドアロンでの動画再生が公式サポートされました!今までありがとう陣内システム!
現状、動画プレイヤーのLiveモード(AVPro)での再生の際に、Questだと動画が反転してしまうバグがあります。現状、自分のワールドについてはスクリーンおよびマテリアルを複製して、マテリアルのTilingを(X,Y)=(1,-1)に設定、その複製したスクリーンをスイッチで切り替えられるようにしています。)

 ずっとQuestを付けっぱなしだとシンドイのであれば、寝る直前にQuestを外してしまうというのも手でしょう。(MDHで近接センサーを無効化すると、翌朝まで点けっぱなしにすることができます。)

 そういう自身も、大抵は寝ている最中にQuestを枕の上にふっ飛ばしています。

 それでは(健康に気をつけて無理なく)良いVR睡眠を。

ととやま

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